「More light」
2010年 04月 03日
「More light」?何、それ?ですよね。
日本獣医生命科学大学のY獣医師が主催している懇談会のこと。
会の趣旨は、
「目の見えない犬と一緒に、より楽しく生活するためのアイディアを皆で考える」
懇談会というからには、誰だって会議室か教室で行なわれると思うでしょ。
それが、ドアを開けた瞬間、引いた。
天井からは、ライトが幾つもぶら下がり、手術室の趣。
用意された暗いグリーンの机は、妙に高い。これ、もしかして、手術台じゃないの?
そして、漂う微妙なニオイ。実習室だった。いやはや。汗。
内容はといえば、
(1)目が見えなくなった犬に対する新しいトレーニング
(2)フリートーク
(1)は、動物看護科の学生による論文発表といった趣。卒論を模索しているのでしょう。
我が家のチェリ子(チェリーの愛称)&飼い主には、レベルが高すぎ(苦笑)
フリートークでは、失明の経緯や悩み事相談など、文字通りのなんでもありトーク。
で、結局のところ、最後は犬自慢になっちゃうのよね。
「ウチの子は、すごく頭がいいんですよ」
「ウチも私が言うことは、なんでもわかるんです」
私も、チェリーのことは、温和で性格のいい犬だと自慢したいところだが、
「内気でぼんやりしてるんです」と、謙遜しておいた。
だって、自分ちの子供を、「すごく頭がいいんです」って誉めたら、周りは白けるでしょうよ。
犬だからいいようなものだけど。
懇談会は、犬のためというより、たぶん、飼い主の心のケアを目的にしている。
見えなくてもそう悲観することはないと、改めて思った。
このような場を設けてくれる大学とY先生に感謝だ。
← 建物の入り口。
次回、また、行こっと。
知的でやさしげな(しかも若い)Y先生のファンだもんね(笑)
いつもは犬連れなので車で行くが、昨日はバスで武蔵境駅に出た。
武蔵境という響きに反して、けっこうお洒落な駅だった。
(どうゆう意味よ、ですね)
by masayama-chan | 2010-04-03 23:39 | Comments(6)
マサさんも同じような境遇の方と知り合えてよかったと思うわ。
それにしても武蔵境、こんなにおしゃれになっちゃったの? 信じられないわ。
昨日初めて出席して、学生たちの研究や発表の場にもなっていると感じました。
犬のためでもあり学生や飼い主のためでもある、そんな会です。
動物行動学の先生の話が、興味深かったわ。
「犬は、今だけを生きている。今寂しいとか、今悲しいとかいう感情はあるが、目の見えていた過去を振り返って嘆いたり、将来に不安を抱いたりすることはない」とか。確かにね。
私は、武蔵境駅に行ったのは、初めてなんです。
そうか、おしゃれに変身したのね。
チェリーちゃんを内気でボンヤリなんて、マサさんらしいわ。チェリーちゃんも思わず苦笑かも?
あのね武蔵境は新米さんの庭です。
犬は今だけを生きるか~。将来に不安がないのはいいけど、不安とセットでもいいからやっぱり夢もみたいみたいし賭けもしたいかな?
世の中お金儲けの医者が多いのにね・・・
心のケアーというのが今の時代はあらゆる所で必要なのかなと思っています。
(ここだけの話うちの店にもそういうお客様実際多いです・・・)
私が元気でしょう(苦笑)その元気を貰いに来たいとかあるのよ。
私はいつも元気でいないとアカンけどね。
話がそれました・・すみません(笑)
将来に夢を抱いたり不安を感じるのは、人間だけなんでしょうね。運命をあるがままに受け入れ今この瞬間だけを生きる犬を清々しく思うことがあるの。
以前のコメントで新米さんのテリトリーだってこと、知ってたよ。
もしかして、新米さんがいるんじゃないかと探したけど、よく考えると、お姿をご存じないのよね(笑)
目が見えない状況が改善されるわけじゃないけど、同じ境遇にいる方の話を聞いていると、気持ちが楽になりますよね。
無料だし、全くのボランティアだと思います。医療的にはもうやれることはなくても、生活の質を少しでも高めるために企画してくれているのでしょう。
さとさんのお店は、顔やボディが美しくなるのと同時に、心も癒されるのでしょうね。さとさんの、お人柄、豊富な人生経験によるものでしょう。