「マイ・ブラザー」   

    「死んだはずの兄が帰ってきた。
    驚くほど別人となって――
    兄は、最愛の妻と弟の関係を疑った。
    深い絆で結ばれた兄弟に何があったのか?」

    今日、新宿武蔵野館で観てきた。
    「マイ・ブラザー」
    とてもつらい映画だった。
a0108328_20171622.jpg

海兵隊に所属する兄サム。刑務所帰りの弟トミー。サムの美しい妻グレース。
優秀な兄は父親の誇りだが、弟はろくでなしの厄介者だ。
グレースもトミーを嫌っていた。

トミーが出所すると間もなく、サムは戦地アフガニスタンへ赴く。
やがて、届けられた戦死の知らせ。
絶望と悲しみの底に沈むグレースを支えたのは、ほかでもないトミーだ。
トミーの支えで少しずつ笑顔を取り戻すグレースと娘たち。
そこへ、死んだはずのサムが帰還する。
出兵するまでは素晴らしい夫であり父親だったサム。
でも、彼は別人のように変わってしまっていた。

戦地でサムに何があったのか。
あまりにも残酷で、とても書けない――。
「世界の果てを見た」と、宣伝文句にはあるが、「地獄の果て、地獄の底」だ。

サムの苦悩が和らぐ時が来るのか。グレースは、サムを救えるのか。
ラストシーンは、余韻を残した。

戦場に兵士を送り出す国の現実は重い。
それを、改めて知らされた気がする。

それにしても、妻グレース役のナタリー・ポートマンの美しいこと。
言うまでもないけど、あの「レオン」の美少女マチルダですよ。
最近の映画で、ここまで綺麗な人は見たことがない気がする。
それでもJ・フォスターほどにはなれないのは、美しすぎるからでしょうか。
その点、M・ストリープはずるい。←どういう意味よ(笑)
[PR]

by masayama-chan | 2010-06-23 20:24 | 映画三昧 | Comments(2)

Commented by としちゃん at 2010-06-23 21:44 x
これは現代の映画なんですね。戦争のもたらす悲劇でしょうか。
太平洋戦争のさなかでも、死んだお兄さんのお嫁さんが、弟の奥さんになるというケースはよくありましたよね。でもそのお兄さんが実は生きていたなんて。
エデンの東も弟はろくでなしという設定じゃなかったかしら。兄弟というのは他人の始まりなんでしょうかね。
Commented by としちゃんへ(マサ) at 2010-06-24 19:08 x
う~ん、この映画は「兄弟は他人の始まり」ではなく、むしろ兄と弟の深い絆を描いてるのだと思います。
でも、何人でも救えないほど帰還兵である兄の苦悩は深くて、見ているのがつらかった。むしろ、死を選んだほうが救われたかも。あ~、重い映画でした。

そういえば、新宿武蔵野館って、中央東口と直結してるのね。長いこと通っていて昨日初めて知ったの。
な~んだ。そしたら、これまで雨に濡れずに済んだのに。

<< あじさいのみち 「父の日」だった! >>