プレシャス   

明日が最終上映日とあって、新宿武蔵野館へいそいそと足を運んだ。
どうしても観ておきたかった。
「プレシャス」
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ハーレムに住むアフリカ系少女プレシャス(写真)が主人公。
16歳になっても、彼女は字が読めない。異様に肥っている。そのうえ、家庭環境は劣悪だ。
父親にレイプされ、二度目の妊娠。退学を余儀なくされる。
最初の妊娠で生んだ子供の父親も、実父だ。その子はダウン症の障害を負っている。
父親は問答無用の極刑ものだが、母親も同罪だ。
実父に性的虐待(それも3歳から!)を受ける娘をかばうことなく、「私の男を盗った」と激しく嫉妬し、悪態の限りをつく。

もう、これでもかというくらいの、不幸のてんこ盛り。
だからプレシャスは、「ときどき、死にたくなる」

でも、ここで投げやりになったらお終いだ。
温かい手を差しのべてくれるフリースクールの教師やソーシャルワーカーの支えで、将来に希望を見出す。
その矢先、HIVに感染していることが判明。
全く、どこまで過酷な人生なんだろう。

それでも、ふたりの子供と一緒に前を向いて歩いていこうとするラストに、心打たれた。


    先生役の女優は、とっても素敵だった。
    (内田有紀+長谷川京子)÷2といった感じ。
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    ソーシャルワーカー。
    マライア・キャリーとは最後まで気づかなかったよ。
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by masayama-chan | 2010-07-08 23:48 | 映画三昧 | Comments(4)

Commented by としちゃん at 2010-07-09 07:51 x
こういう状況にいる女の子を主人公にした映画を作ってしまうアメリカ映画界というのは、やはりすごいなと思いますね。日本では無理でしょう。それにしても、ソーシャルワーカーのどこがあのマライヤ・キャリーなの?これまで見ていたのは、どれほど化粧していたかということね。すっぴんをさらして映画に出るとはびっくりしたわ。
マサさん、武蔵野館の定期券があるといいのにね。
Commented by としちゃんへ(マサ) at 2010-07-09 14:39 x
少女が父親にレイプされて出産するなんて、かなりショッキングな話なんだけど、ジメジメした暗さがないのはなぜなんでしょうね。
母親役の女優は、この作品でオスカーを受賞しましたが(助演女優賞)、凄みのある演技で納得です。

マライアは、地味なソーシャルワーカーにしか、見えませんでした。
彼女にプレシャスが、「イタリア系なの?スペイン系?それともアフリカ系?」って聞くシーンがあるの。
私も知りたかったけど、「何に見える?」って逆に問い返した。
ストーリーとは何の関係もないような短い会話だけど、意図したものがあるんでしょうね。

そういえば、武蔵野館へは最近よく行くわ。やっと、迷わずに行けるようになったの(苦笑)
Commented by さと at 2010-07-09 22:54 x
(内田有紀+長谷川京子)÷2といった感じ

うまく言い表してるなぁとこの写真を見てなるほど!(笑)納得です。さすがによく見てますねぇ~
こんな重いストリーなのに暗くないなんて驚きです。
人間そんなに強くはないでしょうに彼女の強さは何かしら?
子供?
私は1年間で見た映画はたった1本で(苦笑)ただで見られるチャンスも失ってしまったわ。
時間を作ってこれからは見たい映画は絶対に見に行こう!
Commented by さとさんへ(マサ) at 2010-07-10 21:11 x
誰かに似ているなぁ~って思いながら見ていたの。
これまで内田有紀と長谷川京子が似ていると思ったことはなかったのにね。美人は似るのね。

やりきれないストーリーではあるのだけど、そこまで暗くならないのはどうしてなんでしょう。
これを言ったら失礼かもしれないけど、主人公の外見(体型)にあるんじゃないかなと思うの。どっかユーモラスでしょ?やっぱり失礼か(汗)

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