「パーマネント野ばら」   

~ 「ずっと好き」はどこにもないから、私は毎日、小さな嘘をつく ~

「見逃した!」と思ったのに、パルコ調布キネマにやってきた。
「パーマネント野ばら」
期待以上に、いい映画だった。
温かくて優しくて哀しくて、ちょっと可笑しくて、そして、とても切ない。

高知のさびれた海辺の町に建つ、小さな美容室「パーマネント野ばら」。
そこで暮らす、主人公・なおこ(菅野美穂)。
店を切り盛りするのは、母親のまさ子(夏木マリ)だ。

離婚して子供を連れてこの町に戻った、なおこ。
ダンナ(宇崎竜童)に逃げられた、まさ子。
なおこの友人で、スナックを営むみっちゃん(小池栄子)は、浮気と金の無心を繰り返すダメ夫に悩まされっぱなし。
もう一人の友人、ともちゃん(池脇千鶴)は、何人もの男に逃げられた末やっと結婚できたものの、ダンナはギャンブルに溺れ行方不明。

彼女たちに共通して言えるのは、呆れるほどの「男運の悪さ」だ。

菅野美穂も、夏木マリも、小池栄子も、池脇千鶴も、みんないい。
これ以上の配役はないくらいだ。
でも、断トツにいいのは、なおこの恋人で高校教師のカシマ(江口洋介)

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娘が言うには、「江口が素敵でなきゃ、成り立たない映画だよね」

正直言って、「東京ラブストリー」のころの江口洋介は好きじゃなかった。
「気持ち悪いヤツだなぁ」って思ったくらい。
でも、歳を重ねるごとに、どんどんよくなる。
優しさ、甘さ、誠実さ、強さ、最近ではそこに渋さも加わって、俳優としての存在感は増すばかり。
今じゃ、主役しか出来ない織田裕二の100倍くらいカッコイイ。
唐沢寿明も超えた(?)

あ、映画の話でしたね。
切なく甘く、余韻が残る作品です。
時間が許せば、ぜひ観てください。
調布パルコでの上映は、明日までだと思うけど。


数年前、鉢植えだった金木犀を地面に植えたら、グングン伸びた。
窓を開けると、甘い香りが漂う。
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by masayama-chan | 2010-10-07 17:49 | 映画三昧 | Comments(4)

Commented by としちゃん at 2010-10-07 19:43 x
あ、これ見ようと思っていたんですよ。でもパルコでは明日までなのね。残念だわ。
江口洋介、そんなにかっこいいんですか。そういえばなんだか怪我をしたようなことがあったみたいだけど、大丈夫なのかな。
Commented by としちゃんへ(マサ) at 2010-10-08 19:23 x
少し前に、下高井戸シネマで上映していたの。そのときは都合がつかなくて、もう映画館で見ることはないのかなぁ~と思っていたから、ラッキーだったわ。

この映画の江口洋介、カッコイイんです。ステキなんです。
怪我をしたのは(骨折だったかな)だいぶ前だったと思うから、全快してますよね、きっと。
Commented by さと at 2010-10-10 21:31 x
江口洋介は私好きな俳優さんの一人だわ。
年を重ねてどんどん素敵になる人っていいよねぇ~

この映画の女性はみんな男運が悪いのね(苦笑)
私と一緒だ。。。。へへへ
研修で同席した素敵な人も39歳の時に旦那様が蒸発したらしい。
それから3人の子供を一人で育てたそうでお顔が仏さまのようでした。
この女性たちがどんな風に生きていったのか興味ありますね。
題名忘れないようにしよう。
Commented by さとさんへ(マサ) at 2010-10-11 22:55 x
まぁ、嬉しい!さとさんとは男性の好みが合うみたいだわ(笑)

この映画に出てくる女性は、けっこうたくましいです。
立ち直れないくらい打ちのめされても、「どんな恋でも、ないよりましやん」と、最後は笑い飛ばす。

39歳の時に、ご主人が蒸発とは。映画以上に、ドラマチックですね。それでもって、素敵な人というのも、素晴らしいわ。

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