阪急電車-片道15分の奇跡-   

宝塚~西宮北口間を15分で走る、阪急今津線。
その車内に偶然乗り合わせた人々の人生をあぶり出した群像ドラマを、
きのう府中の映画館で観てきた。
有川浩の小説を映画化した、阪急電車-片道15分の奇跡-

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後輩に婚約者を寝取られた32歳のOL。
恋人のDVに悩む女子大生。
派手なPTA仲間との付き合いに疲弊する内気な主婦。
都会の大学に馴染めない地方出身の男女学生。
嫁との関係が微妙な元気印の老婦人。

死ぬほど不幸ではないけれど、皆それぞれにやり切れない思いを抱えている。

目をかけてやっていた後輩OLに、婚約者を奪われた翔子(中谷美紀)の話が、私には一番おもしろかった。

翔子は、別れ話をのむ代わりに、ある条件を出す。
「二人の結婚式に私を招待すること」

式当日、彼女は純白のウェディングドレスで式場に乗り込んだのだ。
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賢い女のやることでない。
周りの好奇の目に晒されることも、自分がいっそうミジメになることも、
たぶんわかっていた。
でも、ど~うしても気持ちがおさまらない。

「私のほうがずっとキレイ。こんなキレイな私を見て、彼はきっと後悔する」
「結婚記念日には、毎年私を思いださせてやる」
「結婚記念日を、ふたりのいい思い出にさせてたまるか」

あっぱれ、か。愚行か。
おかしくて、切なくて、いとおしくて、涙が出た。

異論はありそうだが、老婦人役の宮本信子はしゃべり過ぎで、うるさい感じがした。
ストーリーの核となる人物だから仕方ないが、ちょっと説教くさい。


PS)
なぜ、説教くさいと感じたかというと、例えば、隣の席に座った翔子に、
「彼とは同じ会社なんでしょ。気持ちがおさまったら、会社はお辞めなさい」って言うの。
これには、ちょっとカチンときた。
社内の男に振られたくらいで会社を辞めるとしたら、OLの5人に1人は辞めなきゃなんない。
(数字の根拠はありません)
でも、まぁ、この映画は、同じ電車に乗り合わせた人たちの、おせっかいな触れ合いがテーマではありますが。
何を言いたいのか、わからなくなってきました(苦笑)
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by masayama-chan | 2011-05-11 19:09 | 映画三昧 | Comments(4)

Commented by としちゃん at 2011-05-11 20:44 x
マサさん、昨日はこの映画を見て来たのね。
割と評判になっていますね。
私はこの路線、乗りましたよ。
あのあたりは阪急やら阪神やらJRやらが通っているんですけれど、阪急がいちばん上品だとか?
ウエディングドレスを着て、電車に乗ってしまうの?
うーむ、それほど思いつめていたのかしら。
こういうオムニバス(?)風な映画って割と多いですけれど、時々誰が誰だか分からなくなってしまいますね。とくに洋画だと。
Commented by としちゃんへ(マサ) at 2011-05-11 22:19 x
そうなの。とっても観たかったの。
昨日の私、ちょっとウキウキしてませんでしたか(笑)

さすが、としちゃん。阪急今津線に乗ったことがあるのね。
昭和レトロな雰囲気のする電車ですよね。

電車に、ウエディングドレスの女性が乗っていたら、ちょっと引きますよね。どうやら、花嫁ではなさそうだし。
思いつめてたというか、勢いというか。
これは、花婿花嫁に対する究極の復讐です。
振られた女の恐さを、思い知ったか(笑)
Commented by さと at 2011-05-13 18:43 x
いつものラジオ映画解説でやってましたね、この映画!
その時は宮本信子のことは褒めてました(笑)
しかしウエディングドレスで電車に乗るのも招待すると言う条件も女は怖いね(苦笑)
花婿はこれからずっとその画が付きまとう?やん・・・

私も昨日岳を見に行きました。
映画館って音響とか画像とかすごく迫力があっておまけにシニア料金1000円はいいね(笑)
おすすめ教えてね、これからも行こう♪
Commented by さとさんへ(マサ) at 2011-05-13 20:47 x
宮本信子さんは、さすがに達者な演技です。
でも、達者すぎるのも鼻につくのよ(辛口マサ)

そうそう、花婿に、自分のウェディングドレス姿を目に焼き付けておいて欲しかったのよね。
まぁ、言うなれば、究極の嫌がらせ。思っていてもここまではフツーはできないし、根性あるよね(笑)

サトさん、「岳」に行ったのね。
小栗旬ですよね。昔はチンピラみたいで好きじゃなかったけど、最近私の中では好感度が高まって↑きています。

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