ツリー・オブ・ライフ
2011年 08月 18日
炎天下の街中を歩いていたら、焼けつくような陽射しに、クラクラと目眩がした。
おとといは健診でバリウムを飲んだのだが、以来どうもお腹の調子が悪い。
それにもめげず、府中まで映画を観にいった。
ブラピの最新作、「ツリー・オブ・ライフ」
1950年代半ばのテキサス。
躾に厳しい厳格な父親と、愛情深く優しい母。長男のジャックと2人の弟。
緑の芝生と広く美しい家。豊かな国の、絵に描いたような中流家庭の暮らしぶりが、私には興味深かった。
ブラピ演じる父親は、圧倒的な優位性で家族に君臨する絶対的な家長。
息子は父親に畏怖の念を抱きながらも、時に激しく憎み、反発する。
まぁ、いつの時代にもある普遍的な父と息子の図式だ。
ただ、普遍的な家族のカタチを映し出すだけで、この映画には、これといったドラマはない。物語性はない。
前半は、生命の誕生を思わせる神秘的な映像や、生き物や自然の美しい画像が次々に現れるばかりで、「なんなの。これ」と,、戸惑うばかり。
「抒情詩」と評した人もいたが、まさにそんな感じかな。
それも、かなり宗教がかった「抒情詩」だ。
監督に、観客を楽しませる野心?がないことは、確かだ。
それでも、2時間18分を飽きることなく観ることができたら、かなりの映画好きといえるでしょう。
by masayama-chan | 2011-08-18 18:37 | 映画三昧 | Comments(2)
このコメントを描いている間に、映画関係の情報がありましたので、マサさんのこと思い出してメールしました。お返事待っています。
ブラピは、「自分が出たいのは大作ではなく、こういう映画だ」と言っていたけど、確かに男が強かった古きよき時代の厳格な父親役を好演していたわ。
でも、映画はどう評価したらいいんでしょう。
圧倒的な映像美とでもいいましょうか。私の隣の人は、熟睡していましたけど(苦笑)
メールありがとうございました。よろしく~♪