終の信託   

昨日、府中の映画館で、「終の信託」を観てきた。
終末期医療を扱った、周防正行監督の最新作だ。


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呼吸器内科の女医・折井綾乃(草刈民代)と、重い喘息で入退院を繰り返す患者・江木秦三((役所広司)。
2人の間にあるのは、医師と患者としての強い信頼と、人間としての深い絆だ。
江木は自分の命の終わりを、綾乃に託していた。
「最期のときは早く楽にしてほしい」と。

そして、江木が心肺停止状態に陥ったとき、綾乃は重い決断を下す。

3年後、綾乃の決断が刑事事件に発展する。


綾乃を殺人罪で厳しく追及する検察官の塚原(大沢たかお)。

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「あんたがやったことは、殺人だ!」
「私は、回復の見込みがなくチューブに繋がれ苦しむ患者さんを、早く楽にしてさしあげたかっただけです」

「医療か?殺人か?」
難しいテーマだ。
綾乃の側に立つと、塚原は冷徹でイヤなヤツだが、自分の職務に忠実なだけだ。
そして、彼の言っていることは正しい(と私は思う)

綾乃が器官チューブを抜いたとき、江木はそのまま逝かなかった。
もがき暴れた。
綾乃は江木を抑えつけ、致死量の薬液を注射したのだ。
綾乃の行為は人間としては間違っていなかったのかもしれないが、法的にはどうだろう。

綾乃に下された量刑をどうみるか。
観客によって感想は、さまざまでしょう。

なにはともあれ、検察官役の大沢たかおが、カッコイイ~♪
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by masayama-chan | 2012-10-31 18:06 | 映画三昧 | Comments(6)

Commented by としちゃん at 2012-10-31 18:21 x
大沢ファンとしては是非見たい!

でも草刈民代と役所広司だとどうしてもShall We Dance?を思い出してしまいそうだわ。

「私はやっていない」(でしたっけ?)と似た感じの映画かしら。
でも痴漢よりももっとテーマが重いですね。
Commented at 2012-11-01 17:52 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by としちゃんへ(マサ) at 2012-11-01 18:48 x
としちゃんが、大沢たかおファンなのは知っているわ~。
Y新聞の映画評でも、「なんといっても大沢たかおが素晴らしい」ってベタ誉めだったです。

確かに、「Shall We Dance?」のコンビですね。内容は極端に違いますけど。
草刈さんは Danceのときはまだバレエダンサーだったけど、この作品では堂々たる女優です。
Commented by 〇〇系さんへ(マサ) at 2012-11-01 18:53 x
けっこう長いし(2時間超)、見ごたえのある作品でしたよ。
ぜひご覧になってください。

草刈民代も大沢たかおも役所広司も、皆素晴らしかったけど、浅野忠信の俗物ぶりも、なかなかよかったです(笑)
Commented by さと at 2012-11-03 21:40 x
私も珍しく1日にこの映画を見ました。
重いテーマで終わっても何を話したらいいか?しばらく無言でした。
大沢たかおの演技は憎らしくなるほどの演技でしたね、検察ってやはり怖いです(苦笑)
草刈民代は女優さんですね、やはりご主人が素晴らしいのでしょうかね?体が綺麗でさすがですね。
たまに映画もいいなと思いました。
マサさんまた紹介ください♪
Commented by さとさんへ(マサ) at 2012-11-04 21:01 x
まぁ、さとさんもご覧になったんですね。
確かに、重いテーマでしたね。社会的メッセージ性が強い映画ですが、不倫とかもあってドラマ性もありましたね。

草刈さんは立ち姿が、ホントに綺麗です。お肌はちょっと荒れていましたが。
それにしても、奥さまのラブシーンを、監督はどんな気持ちで撮るんでしょうね。おおきなお世話ですが(苦笑)

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