「エヴァの告白」   

昨日、新宿武蔵野館で「エヴァの告白」を観た。

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人影まばらな狭く暗い館内で、こちらの気持ちまで暗く沈みそうな映画だった。
キャッチコピーは、「祈りはかなわず、希望はつぶされ、愛に裏切られ、ただ生きようとした。それが罪ですか?」

1921年、戦火のポーランドを逃れて、妹マグダとアメリカへやってきたエヴァ(マリオン・コティヤール)
だが入国審査で、病気の妹は隔離され、エヴァも不当な理由から入国を拒否される。
強制送還されそうになったエヴァを救ったのはブルーノという男(ホアキン・フェニックス)だった。
エヴァの美しさに一目で魅かれたのだ。
だが、ブルーノは裏社会に生きる男。売春斡旋を生業にしていた。

厳格なカトリック教徒であるエヴァが、売春婦へと身を落とす。これ以上の屈辱はないはず。
でも、生きるため、妹を助けるために、お金を稼ぐ手段が他にあるのだろうか。

どんなに過酷な運命に翻弄されようと、エヴァは凛として強く美しい。
演じるマリオン・コティヤールは、「世界一美しい女性」と言われている。
ラスト、エヴァと妹マグダにちょっぴり希望の光が見えたのが救いだ。

それに比べて男2人、ブルーノとオーランド(ブルーノのいとこ)の悲劇的な結末といったら。
それもこれも、エヴァの美しさに魅かれたせいだろう。
ずっとエヴァの側にたって観ていたが、最後にうっちゃりを食った気分。
男たちの、なんとも哀れな結末に同情したのだった。
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by masayama-chan | 2014-03-05 15:42 | 映画三昧 | Comments(0)

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