百円の恋   

昨日、テアトル新宿で「百円の恋」を観た。

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安藤サクラ演じる32歳の一子は、弁当屋を営む実家暮らし。
働くこともせず、ゲームをしてだらだらと無為な日々を送る。
ボサボサの髪、ゆるゆるの部屋着、しまりのない体型、投げやりでふてくされた態度。
安藤サクラの演技があまりにもリアルで、一子の生活状態に開いた口が塞がらない。

ある日、弁当屋を手伝う出戻りの妹と激突し、やけになって家を出る。
この姉妹のケンカが、暴力的でまぁ凄まじい。
必死に止めようとする母親には、同情せずにはいられないです。

独り暮らしを始めた一子は、100円ショップで深夜勤務の職を得る。
帰り道にあるボクシングジムで、ボクサのー狩野と知り合い、彼の試合を見に行ったことから一子の中に熱い思いが宿る。
自分もボクシングがしたい。ボクサーとして闘いたい。

安藤サクラが、とにかく凄い。
ボクシングを始めて、顔つきも体型も、どんどんしまって変化していく。
美人でもないし、可愛くもないし、演技もうまいんだか棒読みなんだか、よくわからなかった。これまでは。
でも、この映画の一子は安藤サクラ以外には考えられない。
一線を越えたような圧巻の演技だ。

殴られて、蹴られて、血まみれになって、よれよれになって、なんとか立ちあがる。
闘わなければ、なにも変えられないのだから。

32歳の一子に言うのはなんだが、これは一人の女性の成長物語だ。
最近の一押し!
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by masayama-chan | 2015-01-15 15:44 | 映画三昧 | Comments(4)

Commented by としちゃん at 2015-01-19 17:22 x
マサさん、この姉妹、すごい才能ね。
ところで今日のローカル新聞によると、線路の跡地に2017年には大型シネコンができるそうよ。2100席だとか?
本当なら嬉しいわね。httpの後にコロン//を入れて
chofu.keizai.biz/headline/1715/
Commented by masayama-chan at 2015-01-19 20:48
としちゃんへ(マサ)

ほんとうに。いうまでもなく、安藤サクラのお父さんは奥田瑛二さんですが、すでに父親を越えているというか。
お姉さんも映画監督として活躍していますよね。
まぁ、我が街にシネコンができるんですか。初耳です。朗報ですね!
Commented by hyokkorijima at 2015-01-19 20:55
あの・・映画の中身と関係なくてごめんなさいなのだけど・・この人奥田英二(漢字忘れ)さんの娘さんよね。どうして奥田じゃなくお母さんの旧姓安藤を名乗っているのかな?と・・。父親のことは嫌いなのかしら?いちおう父親は名俳優・かつ監督でもあるのに。まっ、私はこの人嫌いだけど・・。
今、若者のあいだでは「あと1センチの恋」ってのが流行っているそうです。
私には、100円も1センチも関係なさそうので・・やっと今週「バンクーバーの朝日」に行こうと思います。
バースデー月なので。暮れから静脈がきれたり、年明けは実はS字結腸炎で脱水から点滴通院もしました。やっとおちついてきました。年齢と寒さにだんだん勝てず!沈!
Commented by masayama-chan at 2015-01-20 16:00
ひょっこりさんへ(マサ)

暮れから年初にかけ、大変な思いをされましたね。疲れが出たのかしら。
おちついてよかったけど、インフルエンザも流行のピークを迎えているようだし、ご自愛くださいね。
「バンクーバーの朝日」、いい映画なので楽しんできてください。

そうそう、安藤サクラは本名ですよね(結婚して変わったか)
お姉さんのモモ子さんも、お母さんの安藤和津(だっけ?)さんもたぶん本名では。安藤和津さんは結婚前は違う苗字でした。
で、おとうさんの奥田瑛二は芸名です。本名は安藤なんたらって言うんですよ。
話が長くなりましたが、この家族は間違いなく安藤一家です(笑)

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