「キャロル」   

先週の初め、府中の映画館で「キャロル」を観た。
映画を観るのは久しぶり。今年に入ってから映画館へ足を運ぶ気になれないでいたが、この映画はぜひ観たいと思っていた。
期待を裏切らない、甘美で美しい映画だった。


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舞台は、1950年初めのニューヨーク。
クリスマスで賑わうデパートのオモチャ売り場で、店員のテレーズ(ルーニー・マーラ)はひとりの女性客に惹きつけられる。
美しい金髪と真っ赤な唇、ゴージャスな毛皮をまとった隙のない美貌の持ち主の名は、キャロル(ケイト・ブランシェット)。
彼女は娘のクリスマスプレゼントを買いに来たのだった。
見つめ合うキャロルとテレーズ。この出会いの瞬間に、ふたりは恋に落ちたのだ。

キャロルは裕福な主婦だが、心の通わない夫との結婚生活は破たんしていた。
娘の親権を巡って夫と争い、苦悩と悲しみの中にいる。
一方のテレーズは、写真家になる夢を抱く若き女性。
結婚を熱心に迫る男性もいるが、踏み出せない。

キャロルとテレーズは、出会った瞬間にお互い心を奪われ、相手を求めずにはいられない。
そのプロセスが、切ないほどていねいに描かれている。
女性同士だが、純粋なラブストーリーだ。

終盤、許されぬ恋は終わりを迎えると予想したが、ラストシーンは思わせぶりだった。
二人の恋はどこへ向かうのだろう。

それにしても、ルーニー・マーラの変貌ぶり。
「ドラゴン・タトゥーの女」の顔中ピアスの印象が強烈なのだけど、この映画では清楚で可憐で一途だ。
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by masayama-chan | 2016-02-29 17:07 | 映画三昧 | Comments(3)

Commented by チヒロ at 2016-03-02 07:26 x
マサさま
お目にかかれて嬉しかったです! 赤いセーター、微妙な素敵な色で、マサさんのお顔色にピッタリ合って素敵でしたあ!
「キャロル」とても良さそうですね。
ルーニー・マーラーという女優さんを知りませんが、「ドラゴン・タトウーの女」の顔中ピアス女を演じたとのこと。
これって、「ミレニアム」を映画化したものですよね? 映画化されていたとは、知りませんでした。お恥ずかしい!
私は数年前に「ミレニアム」にはまり、寝食を忘れて(?)読みふけったことがあったので、あの「リスベット・サランデル」を、映画で誰がどう演じるのか興味があります。DVDでも借りて見て見ますね。それに「キャロル」も!

映画情報、本情報、Tラちゃん情報、などなど今後も楽しみにブログ拝見しますね。
Commented by masayama-chan at 2016-03-02 14:15
チヒロさんへ(マサ)

こちらこそ、お会いできて嬉しかったです。嬉しさが余って、チヒロさんのあとにくっついて、千代田線の改札を抜けてしまいました(汗)
あのセーターは、ずいぶん昔のものです。肩パット(当時は常識だった)がないのが幸いして、今でも着られます。
沢田さんのお話、おもしろかったですね。参考になることはたくさんあったけど、自分はあんなふうには生きられないなぁ~と、帰り道思いました。

「ドラゴン・タトウーの女」、原作は読んだことがないけどハードな映画でした。ルーニー・マーラーのリスベットは、チヒロさんのイメージ通りか、心配です(笑)
ラストは、原作とちょっと違うみたいですね。
Commented by desire_san at 2016-04-03 23:20
こんにちは。
私もラブストーリーの映画が大好きなので、興味をもってブログを読ませていただきました。「キャロル」 は私も見ましたが、お書きになっているように、甘美で美しい映画という表現がぴったりの映画でしたね。

私も私の好きなラブストーリーを桜の花の写真とともにリストアップしてみました。ご覧になった映画、お好きな映画はあるでしょうか。ご覧いただいてご意見・ご感想などコメントをいただけると感謝いたします。

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