「64ロクヨン」後編   

前編に続いて、「64ロクヨン」の後編を観てきた。

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たった7日間しかなかった昭和64年。
「64ロクヨン」は、そのわずかな期間に起きた少女誘拐殺人事件を扱った、横山秀夫原作の映画だ。
解決をみないまま時は流れ、時効が一年後に迫った平成14年。「ロクヨン」を模した事件が発生する。
前編はそこで終わった。
さて、後半はどんな展開になるだろうと、ワクワクしながら映画館へ足を運んだ。

警察組織の複雑な人間模様を怒涛のように描いた前編より、後半はストーリー性が強い。
物語としては充分楽しめるが、前編に比べ作為的なものを感じてしまった。
とはいえ、佐藤浩市を始めとする俳優たちの演技は見応えがあり、映画としては言うことなし。
特に(前回も書いたが)被害少女の父親役である永瀬正敏の演技は、痛々しいほど切実で胸に迫った。
永瀬正敏って、こんなに上手い俳優だっけ?

ロクヨンを模倣した誘拐事件で、被害者の父親を演じる緒方直人も、意外といえば意外なキャスティングで魅せた。
元ロクヨン捜査官・幸田役の吉岡秀隆と雰囲気が似ていて、混乱?したけれど(笑)
おなじく元ロクヨン捜査官で事件後引きこもってしまう日吉役の窪田正孝も、俳優として同じ系列の雰囲気をまとっている。

事件は解決したが、後味はほろ苦い。
佐藤浩市演じる三上の今後が気になるが、たとえ彼が職場を去ったとしても代わりになる者は必ず現れる。
組織とはそういうものだと示唆した幕切れだった。
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by masayama-chan | 2016-06-23 21:47 | 映画三昧 | Comments(0)

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