「永い言い訳」   

2週間ほど前、映画「永い言い訳」を観た。本木雅弘の久々の主演作だ。

                                                          

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人気作家の津村啓こと衣笠幸夫(本木雅弘)は、美容師の妻・夏子(深津絵里)を、バス事故で突然失う。

幸夫は悲劇の主人公として世間の注目を浴び、それらしく振舞うが、夏子への愛情はとっくに冷めており、妻の死を素直に悲しむことができない。
                                         


ある日、幸夫は、夏子の親友で共にバス事故で亡くなったゆき(堀内敬子)の夫・大宮陽一(竹原ピストル)に会う。

トラック運転手の陽一は、愛する妻を失って深い悲しみに打ちひしがれていた。
保育園と小学校に通う
2人の子供を抱え、途方に暮れてもいた。

幸夫は、ふと思いついて子供たちの世話を買って出る。
                                             


幸夫は団地に暮らす大宮家に通い、慣れない子供の世話や家事に悪戦苦闘する。
不器用で必死な姿が、フフと笑いを誘う。

世間体ばかり気にし、妻の死に一滴の涙も出ないような自己中心的な男が、なぜ妻の親友の家族のためにここまでするのか。

最初は、違和感を持った。でも、わかった。

幸夫は妻が死んだとき、自宅に招き入れた愛人と情事にふけっていた。
その罪の意識から、何かをしないではいられないのではないか。
                                                              


子供は幸夫に次第に心を開き、幸夫は人のために何かをする喜びに気づき始める。

ジタバタもがく情けない男の役を、本木雅弘が好演している。
ダメ男ぶりに、可笑しさがにじみ出る。
                                        


もう、「もっくん」なんて言えないね。

(貫禄が付いたというか、少し太ったかしら)


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by masayama-chan | 2016-11-11 17:05 | 映画三昧 | Comments(0)

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