「グラン・トリノ」   

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今年観た映画の中で、最高!!
クリント・イーストウッド監督・主演の
「グラン・トリノ」

彼が演じるコワルスキーは、妻に先立たれた、ガンコな独居老人。
朝鮮戦争で手柄を立て、長年フォードで働いた。古きよきアメリカの強い父親像、そのものだ。


孫娘のヘソだしルックに、眉をひそめる。
息子が、トヨタ車に乗っているのも気に入らない。
吐き出すように言う。
「米食い虫のジャップの作った車」
当然、子供にも孫にも疎まれている。

タイトルの「グラン・トリノ」は、車のことだと初めて知った。
強かったころのアメリカを代表するような、フォード車だ。

近所に住むアジア系住民も、彼にとっては、目障りな存在。
彼が米食い虫と呼ぶイエローたちが、自分の庭に足を踏み入れるのを、見過ごすことができない。

しかし、である。
孤独な彼は、隣に住むアジア系家族(モン族)と、次第に心を通わせていく。

若い神父が、ところどころで登場する。出番は多くないが、重要な役どころだ。
コワルスキーには、朝鮮戦争で人命を奪った過去があった。
母国アメリカでは手柄と讃えられようが、それは、心の傷となって一生彼を苦しめた。
「贖罪」
この映画の、重要なテーマのひとつだ。

彼が、自分の命を投げ出してまで守りたかったもの。
それを言うとネタバレになるので、伏せるが、衝撃のラストに涙が止まらなかった。
観終わっても、席を立てないほどに。

78歳のイーストウッド監督に脱帽!!
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by masayama-chan | 2009-05-14 23:21 | 映画三昧 | Comments(2)

Commented by としちゃん at 2009-05-16 06:57 x
あ、これ、私も見たいの!
絶対に行くわね。
クリント・イーストウッドさま、大好きなんです。
Commented by としちゃんへ(マサ) at 2009-05-16 23:40 x
78歳のイーストウッドは、確かに歳はとっています。でも、りりしさ、は健在。ガンコさがカッコイイ。
としちゃん、ぜひ観に行ってみてね。ダーティー・ハリーとは、また違った魅力です。

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