「ハゲタカ」   

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「こんな国に、誰がした」
「腐った日本を、買い叩く」
「世の中は、金がすべてだ。金が悲劇を生む」
「金のある悲劇、そして、金のない悲劇」

NHK「土曜ドラマ」の傑作が、あの名セリフ?と共に戻ってきた。
劇場版「ハゲタカ」



世界金融危機前夜。日本を代表する自動車メーカー「アカマ」に買収を仕掛ける赤いハゲタカ(中国系ファンドマネージャーの劉一華)と、と元祖ハゲタカ(鷲津政彦)の熱い戦いを描く。
企業買収をテーマにした壮絶なマネーゲームが、スクリーン狭しと展開し、経済オンチな私も、思わず手に汗を握る。

リーマンショックに端を発した世界金融危機、中国経済の台頭、派遣切り、格差社会。実に、リアルでタイムリーな切り口だ。
アカマ自動車の派遣工・守山の言葉に胸を突かれた。
「派遣を扱う部署って、人事部じゃないんだ。調達部だよ」

でも、この映画の最大の見所は、なんと言っても、赤いハゲタカの玉山鉄二です~♪
知的でクールな中国系ファンドマネージャーを好演している。
敵役なのに、憂いのあるたたずまいが哀感を誘い、どこまでも魅力的。
その末路に、彼が派遣工・守山に放った言葉が重なる。
「賢い人間は運命に逆らわない。元の居場所に戻れ」
せつないラストだ。

a0108328_22222785.jpg「真夏のオリオン」は、さわやかな玉木宏で見せたけど、「ハゲタカ」は、クールな玉山鉄二で見せる。
木か、山か。「どちらかを選べ」と言われたら(誰も言わんか)、う~ん、やっぱり「山」かなぁ~。
陰のある人に、私は惹かれるのよね。
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by masayama-chan | 2009-06-16 22:31 | 映画三昧 | Comments(4)

Commented by としちゃん at 2009-06-17 06:15 x
マサさん、私も山派よ。
というか、この二人、名前も似ているから、どちらがどちらか分からないことがあるの。
電車の中にこの映画の広告がたくさんあって、かっこいいなーと思いながら眺めています。
それにしても、マサさん、このところ、映画道にまっしぐらね。
素晴らしい。
Commented by としちゃんへ(マサ) at 2009-06-17 22:39 x
そう、そう、名前が似てるし、二人ともイケメンだし、どっちがどっち?って、以前は私も戸惑った。
「木」の方が明るいキャラかな。素顔の「木」は、なんかチャラ男っぽいよね(笑)いっぱいピアスしてるし。

としちゃん、素晴らしいなんて、恐縮です。ただ、遊んでいるだけなの(汗)
Commented by ひょっこり at 2009-06-18 23:44 x
 木派に山派か、おもしろいくくりだね。マサさん、陰のある人にひかれるんだあ? ひょっこりも昔は陰があったり、ちょっとすねたり、グレたりした人に惹かれた。人は自分に無いものを持ってる人に惹かれるものね?(^-^)
 でも今は、わかりやすく陽だまりのような人が好きです。いろいろ揉まれすぎましたあ(笑) それにしても「金のある悲劇に金のない悲劇」ってすんごいインパクトのある言葉ですね。
 金のある悲劇というのは・・・皆目わかりませんが(^-^)
 マサさん、映画、いつでも1000円ではないですよね(笑)飛ばしすぎ!いえ知性の扉が足を向けさせるのね、まちがいない!?
 
Commented by ひょっこりさんへ(マサ) at 2009-06-19 22:50 x
一瞬のうちに、何百、何千臆といった額が動く投資ファンドの世界のお金って、私たちが大根やパンを買うお金とは、なんか別物の気がする。だって、実体がないのだもの。
この映画を見ていて、「あぶく銭はいらない」って、つくづく思ったわ。そんなにお金があったって、使い道がわからないもの。持たざる者の負け惜しみ?(苦笑)

実は、水曜日はヨガ教室があって、レディーズデイの恩恵は受けられないの。
でも、大丈夫。遠くない、というか、すごく近い将来、いつでも千円で見られるようになるもの。これって、喜んでいいのかなぁ~(苦笑)

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