ずっとあなたを愛してる   

a0108328_2323983.jpg「15年の刑期を終えたジュリエット。
悲しみに沈む彼女の、過去に犯した罪と罰、そして赦し。
人間の心の深淵に迫る愛と再生の物語」

人気のない空港のシーンから、映画は始まる。
待合室で煙草をくゆらす、中年の女性。
ノーメイク、艶のない髪、古びたコート。
彼女が待っていたのは、歳の離れた妹。
だが、再会を喜ぶふうもなく、姉妹はどこかぎこちない。

例!の吉祥寺バウスに、最終日前日のおととい、「見逃すまい」とばかりあわてて観にいった。
どうしても、観ておきたかった。
「ずっとあなたを愛している」

妹の家に、身を寄せることになったジュリエット。
暗いというか、無表情。虚無的な雰囲気が漂う。
なぜ15年も刑に服していたのか、彼女は何も語らない。
だが、献身的な妹や周囲の理解によって、少しずつ生気を取り戻していく。

思ったより、暗くはなかった(決して明るくはないが)
まさに愛と再生の物語であり、ジュリエットのこれからに、観客は光を見ることができたからだろう。

「苦しむ子を前に、じゃあどうすればよかったの!」
ラスト近く、ジュリエットの魂の叫びに、思わず涙が出た。今年の初泣き!!

ひょっこりさ~ん、バウスは満席に近かったですよ。
なんか、ほっとした。満席といっても、全部で50席ぐらいしかないけど(苦笑)
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by masayama-chan | 2010-01-29 23:31 | 映画三昧 | Comments(6)

Commented by としちゃん at 2010-01-30 12:45 x
なかなかマサさん好みの重たい映画のようですね。
どうして15年も刑務所に入っていたのかしら。
そうえいば、最近あまり洋画を見ていないな。
「サガン」くらいかしら。
来週は堺正人の映画を見る予定。仕事で出かけた仙台の街が懐かしいの。
Commented by さと at 2010-01-31 18:36 x
目が印象的なポスターですね。
俳優さんって凄いね、この顔だけの表情で全てがわかるような・・・
子どもに手をかけたのかしら?過ちを犯してしまったけれど母として子どもをずっと愛してる・・というストリーなのかなぁ(推測だけだけど)
Commented by としちゃんへ(マサ) at 2010-01-31 20:01 x
そうそう、堺雅人主演の「ゴールデンスランバー」、昨日から調布パ○コで上演していますね。原作者の井坂幸太郎サンは、仙台在住でしたっけ?彼の作品は、仙台が舞台となっているのが多いですよね。
既に見たお友だちによると、井坂作品らしい意外な展開でなかなかよかったそうです。
Commented by さとさんへ(マサ) at 2010-01-31 20:09 x
さとさん、すごい!、当たっていますよ。
やむを得ない事情で最愛の我が子に手をかけた母親の、いってみれば、罪と赦し、深い悲しみと絶望、そして愛と再生の物語です。
この女優さん、悲しみをたたえた表情からして名演技でしょ?クリスティン・スコット・トーマスというの。ファンになりました。
Commented by ひょっこり at 2010-02-01 00:04 x
 おおマサさん、このところよく吉祥寺にいらしてくれるでないですか
 なんか嬉しいよ~。満席だったんだ~めんずらしい! 「ティンカーベルと月の石」観た時は私とカップル一組の3人だもの(大汗)
 でもあそこ気楽に行けるでしょ(^-^) 私新宿だと緊張するんだ。
 でも「サヨナライツカ」は新宿行かなきゃ観られないのよね、困ってマス? ところでマサさんは重たい映画好きなの?
 ちっと見習います(汗)
Commented by ひょっこりさんへ(マサ) at 2010-02-01 15:59 x
私のテリトリーは、府中から下高井戸までだから、吉祥寺は緊張するのよ。
でも、吉祥寺バウスの一番小さな館は、採算度外視で私の好みの映画を上映してくれそうだから、すっかりファンになりました。
私はSFやアクションは苦手。ファンタジーっぽいのも好きじゃない。リアリティーがあるもの、地味な文芸作品とかが好み。そうすると、重たくなっちゃうのかな~。
「サヨナライツカ」は、しっかりメイクして観に行きたいですよね。意味わかんない??(苦笑)

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