カテゴリ:映画三昧( 164 )   

「ムーンライト」   

今日は、南大沢で「ムーンライト」を観た。

今年のアカデミー作品賞に輝いた作品だ。


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ひとりの少年の成長物語といっていいのだろうか。

幼少期、少年期、青年期の3つの時代が、時系列に描かれている。

1.幼少期(リトル)

舞台は、マイアミの貧しい地域。

小柄なシャロンは、「リトル」というあだ名の内気な少年。

友だちから「オカマ」とからかわれ、いじめられている。

「オカマ」の意味がわからないシャロンだが、異質なものに子供たちは敏感だ。

ある日、いじめっ子から逃れて空き家に隠れていたシャロンは、麻薬の売人ファンと知り合う。

波立つ夜の海で、シャロンがファンに泳ぎを教わるシーンが、とても印象的だ。

ファンは、「月の明かりで、黒人はブルーに輝く」みたいなことを言う。

彼は、とても大切なことをシャロンに伝えたかったのではないだろうか。


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2.少年期(シャロン)

高校生のシャロンに金をせびる麻薬中毒の母。

父親のような存在だったファンは亡くなり、家に居場所はなく、シャロンは孤独だ。

学校ではゲイとからかわれ、いじめはエスカレートする。

ある夜のこと。唯一の友だちともいえるケヴィンと、人気のない浜辺でシャロンは初めて触れ合う……。
                                           

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3.青年期(ブラック)

線の細かったシャロンが、ムキムキのマッチョな男に変身したのには、ちょっとびっくり。

白い歯に金をかぶせ、凄みのある佇まいだ。

なんと、仕事は麻薬の売人。

こんな生き方しかできなかったのか。

ある日、思いがけなくケヴィンから電話がかかってくる。

そして、シャロンはケヴィンと再会する。

ケヴィンは料理人になっていた。

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ラスト近く、シャロンはケヴィンに告白する。

あの浜辺の夜以来、誰にも触れていないと。

観終わって、はたと気づいた。

これは、純愛映画ではないのかと。
貧困、麻薬、性的マイノリティ、いじめ、さまざまな社会問題が描かれてはいるが、実は繊細な純愛物語なのだと


ところで、私の隣に座った年配の女性は、始まった直後からエンドロールまでずっと寝ていたzzz
予想していたような映画ではなかったのかもしれませんね。
でも、「ラ・ラ・ランド」ではなく、この作品がアカデミー作品賞に選ばれたのが私は嬉しい。




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by masayama-chan | 2017-04-06 23:25 | 映画三昧 | Comments(0)

「ラ・ラ・ランド」   

渋滞の高速道路。連なる車から、大勢の人々が飛び出し、歌い、踊る。

あり得なくも、楽しさと迫力満点の出だし。

今年のアカデミー賞で、6部門のオスカーに輝いた「ラ・ラ・ランド」

評判のミュージカルを、今日、府中の映画館で観た。
                                         
                                                   

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舞台はハリウッド。

映画スタジオのカフェで働くミア(エマ・ストーン)は、女優を夢見ている。

ジャズを愛する売れないピアニストのセブ(ライアン・ゴズリング)は、自分の店を持つのが夢だ。

出会いの印象はお互いよくなかったミアとセブだが、やがてふたりは惹かれ合い、恋に落ちる。
                                        

オーディションに落ち続け、何度も挫折を味わうミア。

だが、巡ってきたチャンスをものにし、ついに夢を叶えるのだ。
まさにシンデレラストーリー。

一方、生活のため一度は人気バンドに加わったセブだが、ラストでは彼も自分の夢に忠実に生きたことがわかる。
                                          

ストーリー自体は、ありふれていて新鮮味はない。
ひと昔前のハリウッド映画を観ている気分。

でも、歌と踊りは、文句なく楽しめる。

華麗でファンタスティックで、ワクワクする。

映画は、楽しければいいのかもしれない。
                                       
                                          
追記)
そういえば今年のアカデミー賞、作品賞が誤って読み上げられるという前代未聞のパプニングがありましたね。
結局、「ラ・ラ・ランド」は作品賞を獲れなかった。
それより私がショックだったのは、プレゼンターのウォーレン・ベイティとフェイ・ダナウェイ。
ご両人とは気づかなかった。
「俺たちに明日はない」から、50年。
変貌ぶりも無理ないか。


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by masayama-chan | 2017-03-13 20:40 | 映画三昧 | Comments(0)

「たかが世界の終わり」   

昨日は、新宿武蔵野館で映画を観た。

「たかが世界の終わり」
                                            

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観ているのがやりきれないくらい、きつい映画だった。
最初から最後まで。
                                                 

ストーリーはシンプルだ。

作家のルイは、12年ぶりに実家へ帰る。

理由は、ただ一つ。

自分の死期が近いことを家族に伝えるためだ。
                                            

母親や妹は、12年ぶりにルイに会えるとあって、ハイテンション。

反対に兄はとげとげしく邪険。
ルイと初対面の兄嫁は沈黙を恐れてか、退屈なおしゃべりを続ける。
                                           

家族の会話は、ケンカとしか私には映らない。

口汚くののしり合い、大声でどなり合い、相手を否定する。

兄がルイに投げつける言葉も、ことごとく酷い。
                                                 

結局、死が近いことを告げられないまま、ルイは実家を後にする。

わずか、半日ほどの話。登場人物は5人。場面もほとんど変わらない。

会話(ののしり合い)は激しいが、退屈と言えば退屈(苦笑)
                                                  

終盤、ルイがゲイであることが示される。

とすると、死に至る理由もなんとなく想像できる。

家族はルイがゲイだということを知っていたのだろうかと、観終わった後にふと思った。

兄がルイに邪険なのは、成功した弟への嫉妬とコンプレックスの裏返しだと思って観ていたが、もし知っていたとすれば観方が違ってくる。

兄はルイの告白を恐れて、スキを与えぬよう機関銃のように攻撃し続けたのではないか。

そういえば、兄嫁の態度もどこかぎこちなかった。
幼い子供たちが不在(兄嫁の実家に行っているとか)なのも、よく考えれば不自然だ。

まぁ、勝手な想像ではありますが。
                                                

ルイは家族と関われないまま、彼らの元を去る。

ほどなく死が彼を迎えに来るだろう。

でも、しょせん、「たかが世界の終わり」でしょうか。
                                                  

よほどの映画好きでないと、楽しめません。


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by masayama-chan | 2017-03-08 20:39 | 映画三昧 | Comments(0)

「愚行禄」   

昨日、新宿ピカデリーで「愚行禄」を観た。

貫井徳郎の同名ミステリーが原作。
                                               

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久々の新宿ピカデリー。

観た映画は、なんとも後味の悪いものだった。
                                                  

始まりは、一家惨殺事件。

被害者は、エリート商社マンの夫、美しい妻、そして幼い娘。

発生から1年となる事件の真相を、雑誌記者の田中武志(妻夫木聡)が追う。

同僚や学友など関係者から取材を重ねるうち、人もうらやむ輝かしい夫婦の裏の顔が見えてくる。

上昇志向の強い彼らが、社会でより優位に立つために他人をどれだけ踏みつけてきたことか。
                                                  

一方、武志の妹でシングルマザーの光子(満島ひかり)は、育児放棄で逮捕される。
3歳の娘は衰弱して意識不明の状態だ。

武志と光子の兄妹は、親から虐待を受けた心の傷を持つ。
さらに、
2人には決して口にできない秘密が……。
                                                

一家惨殺事件と兄妹が線で繋がるとき、悪夢のようなストーリーが展開する。

どこにも救いのない残酷な結末だ。

武志と光子が愚かなのは確かだが、エリート夫婦はどうなのか、いや同僚も学友も、人はみな愚者に思えてきた。
                                                 

表情のない妻夫木聡、危うげな満島ひかり。
二人の演技が、とにかく素晴らしい。

後味の悪い映画だが、観なかったほうがよかったとも思わない。
お薦めもしませんが。
                                                

それにしても、前日とは打って変わって、陽は薄く寒い1日だった。


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by masayama-chan | 2017-02-28 09:59 | 映画三昧 | Comments(0)

妖怪ウォッチ    

成人の日の昨日(9日)、Tラの御伴で「妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン」を見に行った(笑)
                                        


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アニメだと思っていたが、突然実写の場面に入れ替わる。

アニメと実写の世界を行ったり来たりの、忙しい映画である。

じんめん犬の遠藤憲一には笑えたが、まさか斎藤工が出ているとは思わなかった。

実は、「ポケモン」、「ピカチュー」、「妖怪ウォッチ」のキャラクターの区別が、私にはつかない。

「アンパンマン」、「ドラえもん」までが鑑賞に堪えうる限界である。

Tラは、バケツのようなポップコーンのLサイズ(塩&キャラメル)を抱えて熱心に観ていた。そしてほぼ1人で食べ切った(驚)



そういえば、先週行われた保育園の相撲大会で優勝したと聞いた。

力は強いが、気は弱い。

相手にというより、弱気な自分の心に打ち勝ったのだろう。


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by masayama-chan | 2017-01-10 20:24 | 映画三昧 | Comments(0)

「海賊とよばれた男」   

今日、府中の映画館で、「海賊とよばれた男」を観てきた。

原作は、本屋大賞を受賞した百田尚樹の同名小説。

出光興産創業者の出光佐三氏がモデルで、主人公・国岡鐵造をV6の岡田准一が演じている。


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熱い、とにかく熱い男の一代記だ。

明治末、若き日の国岡鐵造は石油の将来性に目をつけ、石油販売会社(国岡商店)を興す。だが、新参者ゆえ誰にも相手にされない。

鐵造の前には、国内の販売業者や欧米の石油メジャーなど、様々な壁が立ちはだかる。

ただ、どんな逆境にあっても、たとえ絶体絶命の状況でも、鐵造は決してあきらめない。常識を覆す発想と大胆な行動力で、道を切り開いていく。
その生き方は、惚れ惚れするほど爽快だ。

                                                                                                                          

彼は、なぜ「海賊」と呼ばれたか。

理由は、海の上で漁船に油を売ったからだ。

陸の上では他の会社が睨みをきかせ自由に販売できないため、海上で漁船を待ち構えて安い値段で油を売った。

なんと大胆奇抜な発想だろう。
                                       

戦後の60代をメインに、若いときから96歳までの鐵造を、岡田クンがひとりで演じている。

なんて見事な老け役。違和感がない。

吉岡秀隆、染谷将太、綾瀬はるか、堤真一ら共演陣も豪華だ。

なかでも「さすが」と思ったのは、番頭?甲賀役の小林薫。
例えば、東雲役の吉岡秀隆は吉岡秀隆にしか見えないが、甲賀役の小林薫は小林薫には見えない。真の役者だ。

                                                           

終盤の黒木華が出てくるシーンは、いかにもお涙ちょうだいを狙ったかのようで白けた。

が、それを除けば、骨太でスケールの大きい、観て損はない男の映画です!

                                                                 

(蛇足)

皮肉にも、出光興産と昭和シェル石油の合併延期が昨今の話題になった。

2017年4月に予定されていた合併を、出光創業家が反対しているらしい。

この映画を観れば、サウジアラビア国営石油の資本が入る昭和シェルとの合併に創業家が反対するのも、なんとなくわかる気がする。


さらに蛇足ですが、昨年亡くなった作家の夏樹静子さんの本名は、出光静子。
ご主人の出光芳秀氏は、出光興産創業者の甥。
結婚当初夫は妻が小説を書くことにいい顔をしなかったそうですが、夏樹さんの書きたいという情熱が勝ったのでしょうね。


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by masayama-chan | 2017-01-06 20:00 | 映画三昧 | Comments(0)

「永い言い訳」   

2週間ほど前、映画「永い言い訳」を観た。本木雅弘の久々の主演作だ。

                                                          

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人気作家の津村啓こと衣笠幸夫(本木雅弘)は、美容師の妻・夏子(深津絵里)を、バス事故で突然失う。

幸夫は悲劇の主人公として世間の注目を浴び、それらしく振舞うが、夏子への愛情はとっくに冷めており、妻の死を素直に悲しむことができない。
                                         


ある日、幸夫は、夏子の親友で共にバス事故で亡くなったゆき(堀内敬子)の夫・大宮陽一(竹原ピストル)に会う。

トラック運転手の陽一は、愛する妻を失って深い悲しみに打ちひしがれていた。
保育園と小学校に通う
2人の子供を抱え、途方に暮れてもいた。

幸夫は、ふと思いついて子供たちの世話を買って出る。
                                             


幸夫は団地に暮らす大宮家に通い、慣れない子供の世話や家事に悪戦苦闘する。
不器用で必死な姿が、フフと笑いを誘う。

世間体ばかり気にし、妻の死に一滴の涙も出ないような自己中心的な男が、なぜ妻の親友の家族のためにここまでするのか。

最初は、違和感を持った。でも、わかった。

幸夫は妻が死んだとき、自宅に招き入れた愛人と情事にふけっていた。
その罪の意識から、何かをしないではいられないのではないか。
                                                              


子供は幸夫に次第に心を開き、幸夫は人のために何かをする喜びに気づき始める。

ジタバタもがく情けない男の役を、本木雅弘が好演している。
ダメ男ぶりに、可笑しさがにじみ出る。
                                        


もう、「もっくん」なんて言えないね。

(貫禄が付いたというか、少し太ったかしら)


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by masayama-chan | 2016-11-11 17:05 | 映画三昧 | Comments(0)

「クリーピー 偽りの隣人」   

昨日、府中の映画館で「クリーピー 偽りの隣人」を観た。
想像以上に、気持ちの悪い映画だった。

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犯罪心理学者の高倉(西島秀俊)は、元捜査一課の刑事。
ある出来事をきっかけに刑事を辞め、大学で教鞭をとっている。
刑事時代の後輩・野上(東出昌大)から、6年前の一家失踪事件の分析を頼まれ、好奇心から深入りしていく。
一家失踪事件では、長女・早紀(川口春奈)がひとりだけ残された。
彼女から当時の記憶を引き出そうとするも、なかなか核心にはたどり着けない。
一方、高倉と妻(竹内結子)が引っ越した新居の隣人は、どこか変だった。

香川照之が演じる隣人・西野が実に不気味だ。
捉えどころのない言動に、恐怖がじわじわと押し寄せる。
ある日、西野の娘・澪の言葉に、高倉は愕然とする。
「あの人、お父さんじゃありません。全然知らない人です」

不気味な隣人と、6年前に起った一家失踪事件との間に接点はあるのか。
ネタばれになるのであまり書けないが、隣人・西野の家は恐怖の館だ。
鉄製の扉の向こうで広げられる、クレイジーで猟奇的な光景には身の毛もよだつ。
その恐ろしい世界に、高倉の愛する妻・康子もいつしか堕ちていた。
まさに驚愕のサイコスリラー。

香川照之が、狂気に満ちたサイコパスを怪演している。
あまりの不気味さに途中で席を立とうと思ったほど、すごい。
その一方、東出昌大の棒セリフは、どうなの?
警察の無能ぶりにもイライラさせられる。

精神衛生上、よろしくない作品だ。
でも恐怖のサスペンス映画としては、面白い出来なのでしょう。
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by masayama-chan | 2016-06-29 15:21 | 映画三昧 | Comments(0)

「64ロクヨン」後編   

前編に続いて、「64ロクヨン」の後編を観てきた。

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たった7日間しかなかった昭和64年。
「64ロクヨン」は、そのわずかな期間に起きた少女誘拐殺人事件を扱った、横山秀夫原作の映画だ。
解決をみないまま時は流れ、時効が一年後に迫った平成14年。「ロクヨン」を模した事件が発生する。
前編はそこで終わった。
さて、後半はどんな展開になるだろうと、ワクワクしながら映画館へ足を運んだ。

警察組織の複雑な人間模様を怒涛のように描いた前編より、後半はストーリー性が強い。
物語としては充分楽しめるが、前編に比べ作為的なものを感じてしまった。
とはいえ、佐藤浩市を始めとする俳優たちの演技は見応えがあり、映画としては言うことなし。
特に(前回も書いたが)被害少女の父親役である永瀬正敏の演技は、痛々しいほど切実で胸に迫った。
永瀬正敏って、こんなに上手い俳優だっけ?

ロクヨンを模倣した誘拐事件で、被害者の父親を演じる緒方直人も、意外といえば意外なキャスティングで魅せた。
元ロクヨン捜査官・幸田役の吉岡秀隆と雰囲気が似ていて、混乱?したけれど(笑)
おなじく元ロクヨン捜査官で事件後引きこもってしまう日吉役の窪田正孝も、俳優として同じ系列の雰囲気をまとっている。

事件は解決したが、後味はほろ苦い。
佐藤浩市演じる三上の今後が気になるが、たとえ彼が職場を去ったとしても代わりになる者は必ず現れる。
組織とはそういうものだと示唆した幕切れだった。
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by masayama-chan | 2016-06-23 21:47 | 映画三昧 | Comments(0)

最愛の子   

今日、下高井戸シネマで「最愛の子」を観てきた。
中国の暗部を改めて感じさせる映画だった。

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2009年7月18日。中国・深圳。
3歳の息子ポンポンが突然いなくなった。
父親のティエンと母親のジュアン(2人は離婚している)は、必死でポンポンを探す。
街頭に立ち、インターネットで情報提供を呼びかけ、報奨金目当ての詐欺にひっかかりながらも、あきらめずに探し続ける。

3年後の2012年夏。
ポンポンらしき男の子が、中国北部の農村にいるという情報が入った。
さびれた村を訪れたティエンとジュアンは、庭にいる男の子を目にする。大きくなってはいたが、間違いなく自分たちの子ポンポンだった。

が、これで「めでたし、めでたし」とはいかない。
ポンポンは実の親を忘れ、育ての親のホンチンにすっかり懐いていた。
一年前に死んだホンチンの夫がポンポンを誘拐し、子供が産めない彼女の元へ連れてきたのだ。誘拐の事実をホンチンは知らなかった。戸惑い混乱するホンチン。
そして、ホンチンを「かあちゃん」と慕い、ホンチンとの別れを悲しむポンポン。

実際に起きた事件を基にした作品である。
なんと中国では、年間20万人もの子どもが行方不明になっているという。そして、誘拐された子どもは5000ドルから13,000ドルで取引される。この驚きの事実。
背景にあるのは、中国が抱えるさまざまな問題だ。一人っ子政策や著しい経済成長の元で広がる経済格差。

ポンポンを想うホンチンの愛は本物だが、なにしろ夫が誘拐してきた子供だ。
ポンポンが実の親の元へ戻ったのは当然でしょう。
そして、どんなにホンチンとの別れを悲しんでも、6歳のポンポンは新しい暮らしにやがて馴れることだろう。

予想外の展開というか、どんな想像をも覆す驚愕の結末に、開いた口がふさがりませんでした!
どんでん返しのミステリーか。いや、私にはホラーです。
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by masayama-chan | 2016-05-31 22:42 | 映画三昧 | Comments(0)