カテゴリ:映画三昧( 178 )   

「夜顔」   

a0108328_22123034.jpg カトリーヌ・ドヌーヴ主演の「昼顔」を見たのは、○○年前の学生のときだった。
 女優として絶頂期のドヌーヴの、まあ、なんときれいだったこと。退廃的な香りのする美しさ。
 その38年後を描いた作品、「夜顔」が下高井戸シネマで上演されているとあって、興味津々で見に行った。

 高級娼婦「昼顔」(実はいいとこの奥さま)だったセヴリーヌと、セヴリーヌの夫の友人アンリとの、偶然の再会から話の幕が開く。

 どんなストーリーやらと期待したものの、特段の展開はないのよね。
 セヴリーヌに近づきたいアンリと、彼を徹底的に避けるセヴリーヌ。
 アンリがなんとか高級ディナーをセットしたものの、食事を終えるとセヴリーヌはアンリの話に激怒して部屋を出て行ってしまう。出て行ったドアの向こうには、なぜかニワトリが。そのあと、ボーイが食事の後片付けをするシーンが意味もなく長い。で、おしまいよ。
 なんか、訳わかんないでしょ。

 だいたい、セヴリーヌ役がカトリーヌ・ドヌーヴでないのは、どうして?知的で品のある女優だったけど、ドヌーヴが演じる38年後のセヴリーヌが見たかったよ。

 よく考えると、「夜顔」ってタイトル自体、人を食っている気がしないでもない。あと、ニワトリも(笑)

 酒場のバーテンダーのかっこよさを加点しても、★★。
 最近、辛口評価ですかね。
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by masayama-chan | 2008-04-03 22:16 | 映画三昧 | Comments(2)

犬と私の10の約束   

a0108328_22122968.jpg昨日、「犬と私の10の約束」を見てきた。
 もっと泣けるのかと思ったけど、最後にちょっとウルウルしたぐらい。涙の量は、「マリと子犬の物語」の、10分の1にも及ばない。

 主人公の少女が中学生のとき、子犬がやってくる。やがて、少女は獣医師を目指し、獣医学部へ進学。ひとり暮らしを始めると、忙しくてなかなか家に帰れない。
 このあたりは、どこぞの家と似てるなぁ~。ラブとゴールデンの違いはあるけどね。

 
 犬はかわいいけど、ストーリーがあまりにもありきたりというか、ご都合主義。
 やさしく美しい母親(高島礼子)が不治の病で亡くなったり、ギタリストになった幼なじみと再会して恋が実ったり。おまけに、就職したのは旭山動物園ですぞ。陳腐な展開に、苦笑するしかない。
 いくらトヨエツ(父親役)が出演しているとはいえ、わたくし的には☆ひとつデス。

 ただ、犬との10の約束は、心に残った。特に、終わりのふたつ。

 ・ 私は10年くらいしか生きられません。
  だから、できるだけ私と一緒にいてください。

 ・ 私が死ぬとき、お願いです。そばにいてください。
  そして、どうか覚えていてください。
  私がずっとあなたを愛していたことを。



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  あくびする、我が愛犬チェリー
  フツーにしてると、もっとかわいい。
  できるだけ長く一緒にいようね。
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by masayama-chan | 2008-03-19 22:25 | 映画三昧 | Comments(6)

「歓喜の歌」   

 今日、「歓喜の歌」を見てきた。「奈緒子」にしようか迷ったけど、プレミアスクリーンで上映されていたこともあって、「歓喜」にした。
 プレミアスクリーンは座席がゆったりしているから、隣の人が気にならない。サイドテーブルに飲み物を置いて、リッチな気分よ。

a0108328_22225020.jpg地方都市の文化会館の主任が主人公。小林薫が演じている。かなりテキトーな市職員だ。テキトーゆえ、大晦日の公演予約をダブルブッキングしてしまう。
どちらもママさんコーラスで、「みたま町コーラスガールズ」と「みたまレディーズコーラス」。
はは、ダブルブッキングもありえるか。
 
両者の間で右往左往する主任・小林薫が、なんともおかしい。セリフが一本調子な役者と思っていたけど、実はかなり味わい深い。ウケる。

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「 コーラスガールズ」のリーダー安田成美は、まあ、相変わらず、おきれい!他のメンバーは、その辺のママさんコーラスにいても、ちっとも不思議じゃないんだけど、彼女の美しさは別物だ。

 ヘラヘラ笑って油断していたら、最後にぐっときた。
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by masayama-chan | 2008-02-19 22:30 | 映画三昧 | Comments(2)

母べぇ   

a0108328_2375283.jpg TOHOシネマズ府中で、「母べぇ」を観てきた。
 客の入りはというと、残念ながら半分いってない。三連休の真ん中としては、どうなんだろうね。それに、年齢層がかなり高い。熟年カップルも目立つ。割引(シニア+ペア)利用は、100%に限りなく近いかもしれず、興行収入に響くんだろうな、なんて、大きなお世話だ!

 昭和15、16年の話。太平洋戦争に突入していく不穏な時代の、一家族を描いた物語。よくある話ではないが、当時としてはそれほど稀な話でもないのかもしれない。

 子役の演技が、自然でいい。子供って、いつの時代も、あんな感じよ。吉永小百合の母親役も、不思議と違和感ないのよね。実年齢では、どう考えても祖母なんだけど。

 テーマは、家族愛。夫をどこまでも尊敬し信じる妻の、なんてりりしいこと。丸いちゃぶ台は、名脇役。
 浅野忠信扮する「山ちゃん」の純愛は、サブテーマだろうか。恩師の妻に寄せる、あまりにも控えめな思い。見ようによっては、こちらがメインテーマと、いえなくもないのよね。
 
 前夜の寝不足がたたって、途中ちょっと瞼が重くなったが、最後はやっぱり泣ける。最近めっきり、涙腺が弱くなったよなぁ~。
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by masayama-chan | 2008-02-10 23:14 | 映画三昧 | Comments(2)

陰日向に咲く   

 調布パルコで、「陰日向に咲く」を見てきた。月曜の初回にしては、まあまあの入りか。

 岡田准一扮する主人公は、観光バスの運転手。ギャンブルで借金まみれの身。借金の取立てに追われ、オレオレ詐欺に手を染めようとする情けないヤツだが、岡田クンがやると、どんな役でもカッコイイ♪しょうがないよね!真に情けない人が演じたら、客は入らないもの。

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西田敏行のホームレスには、笑える。役を楽しんでいるかのような余裕の演技だ。でもねぇ~、ホームレスってあんなにお腹が出てる?ホームレス志願のエリートサラリーマンらしき三浦友和も、しかり。それに、友和さんは人生捨てるには、まだ動機が甘いゾ!


 宮崎あおいの役は、小西真奈美にやって欲しかった。だって、弁護士だよ。宮崎あおいじゃ若すぎやしない?

 なんて、ひとり勝手に突っ込みを入れながら見ていたが、最後には泣ける。
 それぞれの人生の過去と現在が交錯し、大型台風が東京を見舞った日に、4人が見事につながる。
 これほどの偶然があるわけないし、あざとい演出と思いながらも、悔しいかな、やっぱり泣ける。

 人は繋がっている。そう思わせるこの映画は、日本版バベルだ。
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by masayama-chan | 2008-02-04 22:45 | 映画三昧 | Comments(4)

スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師   

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 今日は寒さも一段落。3月を思わせる陽気の中、映画を見にいった。
「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師
「陰日向に咲く」にしようかどうか、迷ったのだけど。私らしからぬ選択でしょ?

 何の予備知識なく行ったから、初っ端2人の男が船上で歌い始めたのには、ビックリ!
「え?~、ミュージカルだったの!」
「もう~、早く言ってよ」の気分……。

 悪魔の理髪師は、ホントに悪魔デス。パイ屋の二階の理髪店で繰り広げられる残虐なシーンに身の毛もよだつ。カミソリ、血しぶき……。もう、正視できない。
 でも、下のパイ屋のほうが、実はもっともっと恐い。ミートパイの材料は何だと思う?おぉぉぉ、とても口にはできないや。

 グロテスク、猟奇的、いうなればホラーミュージカルです、これは。パイを焼くかまどの火の海に性悪女が投げ込まれるラストは、なんだか童話チックでもある。「本当は恐い○○童話」の世界。

 それはそうと、ジョニー・デップの映画は初めて見た。な~んだ、ちっともステキじゃないじゃない。白塗りで、デーモン小暮かと思ったよ。(ファンの方、すみません)
 やっぱ岡田クンにすればよかったか。

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ミートパイは、しばらく食べられないよ
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by masayama-chan | 2008-01-30 22:37 | 映画三昧 | Comments(6)

去年観た映画の話   

 昨日の夜8時から今日の正午にかけて、当ブログに不具合が発生!
 不具合の内容は「コメントが入力できない」というもの。原因は、ブログサービス側のシステムトラブルのようですが、なにか変更作業でもしていたんでしょうかねぇ。
 既に復旧していますが、皆さまには、大変ご迷惑をおかけしました。

 ところで、映画の話。
 おとといは今年初の映画鑑賞(「アース」)。
 今年は何本観ることができるかなぁ。昨年は何本見たのか、数えてみた。

    愛の流刑地
    ディパーテッド
    それでもボクはやってない
    ドリームガールズ
    ブラッドダイアモンド
    ボンボン(2回観た)
    バベル
    プレステージ
    あるスキャンダルの覚え書き
    ボルベール帰郷
    HERO
    ミスポター
    エディットピアフー愛の賛歌ー
    自虐の詩(試写会)
    サウスバウンド
    ヘアスプレー
    クワイエットルームにようこそ
    マリと子犬の物語

 18本ナリ。自分ではかなりガンバって観たつもりでいたけど、こんなもんか。今年も、目標は20本ということにしておこう。年間100本以上は観るという○オ○ンさんは、やっぱりすごいよなぁ~。

 この中でベストスリーを挙げるとしたら……。ウ~ン、悩ましい。一応選んで観ているつもりだから、「つまらなかった」というのは、基本的にはない。
 ベストスリーをしいて挙げれば、バベル、ブラッドダイアモンド、ボルベールの順かしら。
 異議あります?

        プログラムも、だんだん貯まっていく
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by masayama-chan | 2008-01-16 23:04 | 映画三昧 | Comments(8)

アース   

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 珍しく夫と映画に行った。「珍しく」なんてもんじゃないか。結婚以来、たぶん初めてよ。子供が小さいときに家族でアニメを見に行ったことはあるけど、二人だけで映画へ行くなんてね。

 その映画は、「アース」。
 夫が観たいと、言ったのだ。もう、こんなことは二度とないだろうな。「アースⅡ」でも作成されない限り。

 公開直後の祭日とあって、ほぼ満席。子供も多い。お父さんと少年の連れが目についたけど、微笑ましいよね。お母さんと娘は「マリと子犬の物語」か?

 内容は、説明するまでもない。NHK「プラネットアース」劇場版だもの。
 キャストは、ホッキョクグマ、アフリカゾウ、ザトウクジラ、ライオン、オオジロザメ、アムールヒョウetc……。そして、主役は、もちろん地球。
 
 壮大な地球の映像に息をのむ。圧倒される。動物たちの驚くべき生態や、弱肉強食の厳しい現実にも。

 でも、「すごい~」と感動するだけでは終わらない。そこには、深刻なメッセージも。
 
 一頭のホッキョクグマの餓死を予想させるラストシーン。地球温暖化は動物たちの環境に過酷な変貌をもたらしている。氷上で獲物を獲るホッキョクグマにとって、北極の氷が解け始めたら生きる術はない。このまま温暖化が進めば、2030年には絶滅の危機に!

 たくさんの人に観てほしい映画だ。きっと誰もが、この地球を守りたいと、思うだろう。

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by masayama-chan | 2008-01-14 21:41 | 映画三昧 | Comments(2)

マリと子犬の物語   

 泣ける。泣ける。泣ける。
 捨て犬だった「マリ」が登場する初っ端から、感動のラストまで、ハンカチが手放せない。泣きすぎて、鼻は詰まるし、胸は苦しい~。今年、私を一番泣かせた映画だ。「マリと子犬の物語」
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 2004年10月、新潟中越地震で壊滅的な被害を受けた山古志村が舞台。村民は全員避難するも、動物たちは荒廃した村に取り残された。
 厳しい自然の中で、3匹の子を守り生き抜いた母犬マリが、この物語の主役。実話をベースにしている。

 倒壊した家の中から、飼い主を必死で助け出そうとするマリ。瓦礫や飛び散ったガラスの破片で足からは血が流れる。あまりの健気さに、涙が止まらない。

 それと、マリの飼い主である二人の子役の演技が、まあ、なんと素晴らしいこと!
 兄妹の絆、父親の愛、村人のやさしさ、すべてに涙、涙、涙。

 二人の名子役に比べて、自衛隊員役の高嶋政伸はどこまでも高嶋政伸で笑える。叔母役の松本明子も、やっぱタレント松本明子かなぁ。

 子を必死で守る母犬マリ。飼い主思いのマリ。健気で賢いマリ。感動を引きずって帰宅すると、庭には、なんの危機意識もなく、能天気に寝そべる我が犬が、いた。
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by masayama-chan | 2007-12-19 22:31 | 映画三昧 | Comments(4)

 クワイエットルームにようこそ   

 昨日、娘に誘われて渋谷で映画を観た。
クワイエットルームにようこそ
「クワイエットルーム」とは、精神科の閉鎖病棟内にある保護室のこと。
 主人公は内田有紀扮するライター。ある日、目が醒めるとクワイエットルームのベッドに手足を拘束されていた。オーバードーズによる強制入院らしい。彼女が二週間後に退院するまでの、精神科閉鎖病棟の日々を描いた松尾スズキの作品である。
 なんて、そんなに簡単にまとめちゃっていいのかなぁ。
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 閉鎖病棟に入院しているくらいだから、患者はみな問題を抱えていて当然だが、ドクターもナースも、かなり変である!内田有紀の同居人を演ずる宮藤官九郎なんて素でヘンだし、官九郎の子分・妻夫木聡のハイテンションぶりは常軌を逸している。誰もが明日、「クワイエットルームにようこそ」になっても、ちっともおかしくない。人はみな多少おかしい存在なのかもしれないね。

 重いけど、けっこう笑える。笑えるけど、重かった。久々の渋谷で観るのにふさわしい映画だった気がする。


 雰囲気のある「シネマライズ」    ランチはサラダプレート
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by masayama-chan | 2007-12-05 18:35 | 映画三昧 | Comments(0)