<   2010年 01月 ( 11 )   > この月の画像一覧   

ずっとあなたを愛してる   

a0108328_2323983.jpg「15年の刑期を終えたジュリエット。
悲しみに沈む彼女の、過去に犯した罪と罰、そして赦し。
人間の心の深淵に迫る愛と再生の物語」

人気のない空港のシーンから、映画は始まる。
待合室で煙草をくゆらす、中年の女性。
ノーメイク、艶のない髪、古びたコート。
彼女が待っていたのは、歳の離れた妹。
だが、再会を喜ぶふうもなく、姉妹はどこかぎこちない。

例!の吉祥寺バウスに、最終日前日のおととい、「見逃すまい」とばかりあわてて観にいった。
どうしても、観ておきたかった。
「ずっとあなたを愛している」

妹の家に、身を寄せることになったジュリエット。
暗いというか、無表情。虚無的な雰囲気が漂う。
なぜ15年も刑に服していたのか、彼女は何も語らない。
だが、献身的な妹や周囲の理解によって、少しずつ生気を取り戻していく。

思ったより、暗くはなかった(決して明るくはないが)
まさに愛と再生の物語であり、ジュリエットのこれからに、観客は光を見ることができたからだろう。

「苦しむ子を前に、じゃあどうすればよかったの!」
ラスト近く、ジュリエットの魂の叫びに、思わず涙が出た。今年の初泣き!!

ひょっこりさ~ん、バウスは満席に近かったですよ。
なんか、ほっとした。満席といっても、全部で50席ぐらいしかないけど(苦笑)
[PR]

by masayama-chan | 2010-01-29 23:31 | 映画三昧 | Comments(6)

術後1週間   

母が緑内障の手術をして1週間が過ぎた。経過は順調とのこと。
2週間の入院と聞かされていたけど、週末には退院できるかもしれない。

母の目は、「眼科医泣かせ」だと、先日医師から聞かされた。
細くて、引っ込んでいる。
先生、さぞ手術はやりにくかったことでしょうね。

手術前日に、「まつげを切りますね」と言われたときは、母とふたりで苦笑した。
だって母のまつ毛は、短い、というよりほとんどないもの。
まぁ、私も、人のことは言えないが。

ちなみに夫は、眼鏡をかけると、まつ毛がレンズに触ると言う。
初めて聞いたとき、「へ~、こんな人もいるんだ」と、妙に感心した。
まつ毛でレンズが汚れやすいそうだ。
さぞ、うっとうしいでしょうね。でも、クヤシイ~(笑)


   病院の昼食
a0108328_2213103.jpg・魚のバター焼き(ポテトチーズ焼き、グリーンアスパラ添え)
・切り干し煮物
・海老すり流し汁
・トマト
・ご飯

温かいのが嬉しい。
ウチの昼食より、ずっとリッチだよ。
[PR]

by masayama-chan | 2010-01-26 22:16 | Comments(12)

「優しい音」   

a0108328_16265787.jpg「千波の携帯に、突然「潮風」と名乗る人からメールが送られてきたのは、去年の五月十日の木曜日のことだった」(本文より)

紅蓮さんの新刊、「優しい音」
とっても素敵な話だった♪

「潮風」って誰かな~。少女のように、胸ワクワク。
最後まで飽きさせない。

主人公・長谷川千波は、中学3年生。
図書委員で万年補欠のバスケットボール部員。成績は中くらい。
つねにその他大勢。平均的な生徒。

あれ?誰かに似ている。
そう、中学生時代の私みたいだ。バスケット部員では、もちろんなかったけどね。
可もなく不可もなく、地味で目立たず。担任以外の教師には、なかなか名前を覚えてもらえなかったよ。

だから、千波にせつないほど共感を覚えた。
授業中、答えがわかっても手は挙げられないよね。
大勢の前で発表しなくちゃいけないときは、家で何回も何十回も練習するよね。おんなじ、おんなじ。
休み時間より授業中の方が気楽だと思ったことが、私にも幾度となくあったよ。

ただ、千波は逃げない。苦しくても、辛くても逃げない。私は、どうだっただろう。

心温まる、感動的なエピローグ。
「そうだったのね」と、なんだか嬉しくて口元が緩んだ。

たくさんの小中学生に、ぜひ読んで欲しいなぁ。(注・大人も十分楽しめます)

私と同じように、「自分に似ている」と思う子が、少なからずいるはず。
「ドキドキしても、勇気を出して一歩踏み出してみよう」と、励まされるはず。
「広い荒野にすくっと立つ」ことの意味、その大切さを教えられ、「読んでよかった」と、きっと思えることでしょう。

紅蓮さん、すてきなお話をありがとう~♪
[PR]

by masayama-chan | 2010-01-23 16:33 | 本だな | Comments(10)

手術終了!!   

今朝8時45分、母は点滴をしたまま、7階の病室から車イスで手術室へと向かった。
おぉ、初車イス!「まるで病人みたい」と、本人は苦笑い。

私は、病室で待機。
10時過ぎ、左目をガーゼで覆われた痛々しい姿で戻ってきた。
「術後2時間は安静にしていて下さい」と看護師に言われたのに、トイレに行ったり、手術着からパジャマに着替えたり、ゴゾゴゾと探し物をしたり。
「もう、動いちゃダメ!」

ところで、ここだけの話。
昨日入院の際、あっと驚く重大な事実を知って、思わずひっくり返りそうになった。
なんと母は、処方された目薬(眼圧を下げる)を、医師の指示通りに点眼していなかったのだ。
何年間も、ずっ~と。
それも、凡人の想像を遥かに超える思い込み、勘違い。
おぉ、恐るべし母よ。

正しく点眼していれば、手術は避けられたかもしれない。
そう思うと、返す返すも残念だが、今さら言っても仕方ない。

とにかく、無事に手術を終えて一安心。フー



名前は知らないが、2週間ほど前、香りのいい蘭が花開いた(手前)
小ぶりで和風。
a0108328_2355051.jpg


シンピジュームも、蕾が膨らみ始めた。
a0108328_237143.jpg

[PR]

by masayama-chan | 2010-01-19 23:09 | Comments(8)

東大病院   

水曜日、東大病院を初めて受診。
そして、急遽母は緑内障の手術を受けることになった。
来週の月曜日(あさって)に入院、翌火曜日に手術。入院は2週間ほど。
眼圧は20台後半で、一刻を争う数値には思えないが、早いにこしたことはない。

主治医は若くて一見頼りなさげだが、思いのほかテキパキと、ことを進めてくれた。
実は、この医師に、母は近所の眼科でずっと診てもらっている。
本業?は、東大病院の先生なのだ。

線が細く秀才ふうの医師は、私にはシラーとした態度だが、母とは軽口をたたく。
「先生、遅くまで大変ですね」
「しょうがないじゃん、メシのタネだもん」
「毎日人の目ばかり見てるんじゃぁ、嫌になるでしょね」
「う~ん、どうかな。体見るよりいいんじゃない」

ちょっと、おかあさん、眼科医に、「人の目ばかり見て……」は、ないでしょ(大汗)

手術自体は、それほど心配していないが、2週間の入院で体力が落ちてしまわないか、それが気がかりだ。

a0108328_20533075.jpg

本郷にある東大病院。
御茶ノ水駅で降りて、バスで行く。
通院は、半日、いやほとんど1日仕事。





そして、昨日はチェリーを武蔵境にある大学病院へ連れていった。
目の経過観察。異常なし。見えないことに変わりはない。
帰りの車の中で、強烈に胃が痛くなった。七転八倒。
夜にはだいぶ治まったけど、一時は胃痙攣かと思ったよ、トホホ。
[PR]

by masayama-chan | 2010-01-16 20:57 | Comments(11)

ストップ安!!   

日航の経営再建問題は、関係者には悪いけど、人ごとだと思ってた。

でも、今週に入って、新聞紙面に、「100%減資」「上場廃止」の文字が躍る。
はぁ~、どういうこと?
どうやら、株券は紙クズ同様になるらしい。

キャァ~、もしかして(もしかしなくても)私、株主じゃないの。
昨年、夫に勧められて、210円でン千株買ったんだった。
焦って週明けの昨日、売りに出た。
でも、売りが殺到して、売買は成立せず。
今日、ストップ安の7円!!で、売却(大泣)

失ったものを嘆いてもしかたないが(泣く泣く前向き)、取りあえず夫のせいにしよう(苦笑)

*.♪。★*・゜・*♪*.♪。★*・゜・*.♪。★*・゜・*♪*.♪。

今日、母に付き添って、本郷にある東大病院に行った。
結果、緑内障の手術を急ぐことになった。
来週の月曜日(18日)に入院、火曜日(19日)に手術。
明日も、術前検査等のため、病院へ行く。
入院は2週間程度になるらしい。
こちらも重い話題だ。
[PR]

by masayama-chan | 2010-01-13 20:33 | Comments(13)

お誕生日おめでとう、ママ~♪   

今日1月12日は、母の誕生日。
83歳になった。
「お誕生日、おめでとう~」と一応?電話でもしようかと思ったら、冷たい雨の中を向こうからやってきた。
母は、毎週火曜日、我が家の近くの小学校で、体操(転ばぬ先の健康体操というもの)をしている。
帰りに、我が家にちょっと寄ったというわけ。

誕生日を迎えた感想は、
「83歳まで生きるとは思わなかった。いいんだか、悪いんだか」
いいに決まってるじゃん、お母さん。

ところで、ここだけの話。
母は、戸籍上は昭和2年1月生まれだが、実際は前の年の12月に生まれた。
12月25日に大正天皇が亡くなり、昭和元年は12月26日~31日のわずか6日。
母は、12月25日以前に生まれたようだから、本当は大正15年生まれなのだ。

年齢詐称(苦笑)公文書偽造??
「私は、昭和生まれよ」と吹聴している母。
大正と昭和では、ずいぶん響きが違うもの。親に感謝しなくちゃ。

明日は、緑内障の検査のため、東大病院へ行く。

   こちらは、頂き物の巨大みかん、晩白柚(ばんぺいゆ)
a0108328_2084660.jpg

[PR]

by masayama-chan | 2010-01-12 20:10 | Comments(8)

古いアルバム   

今日、母と娘と私の3人で、呉服屋へ行った。
結婚を来月に控えた娘の着物をあつらえるため。
あ~、忘れてました。そういえば、夫もいました(笑)

母の懇意の呉服屋は、一見しょぼい店構えで、娘と顔を見合わせて「ン?」
でも、とっても素敵な品々に巡り合えました~。
帯や長襦袢を始め、小物たちを揃えたら相当な出費になったけど、これは母からのプレゼント。

「おばあちゃん、ありがとう」と娘が言うと、
「おじいちゃんが遺してくれたお金で買ったんだから、おじいちゃんにお礼を言って」と母。

おじいちゃん、ありがとう。
可愛くて仕方なかった初孫の晴れ姿を、見せてあげたかったよ。

帰宅後、「昔のアルバム見たい。披露宴で使う写真を選ぶから」と娘が言うものだから、古いアルバムを戸棚から引っ張り出した。

久々に、開くアルバム。
フフフ、こんなにちっちゃかったのね。
寝返りできるようになったころかな。
写真を無断で載せたら娘に怒られるけど、さすがに、これは時効でしょ(笑)
a0108328_20252921.jpg


私も時効でしょ。髪型が相当へンだけど(汗)。
a0108328_20254964.jpg

[PR]

by masayama-chan | 2010-01-11 20:27 | Comments(10)

「告白」   

「4歳児、犬に餌をやるためプールに忍び込み、転落死」

中学校のプールで、女教師の一人娘が死んだ。
少し経過した3学期の終業式の日。
亡くなった子供の母親である教師は、担任の生徒たちに学校を辞めると告げる。
なぜ辞めるのか。
「愛美は事故で死んだのではなく、このクラスの生徒に殺されたからです」


a0108328_17533159.jpg図書館に予約しておいた本が、忘れたころになって、やっと巡ってきた。
湊かなえ著「告白」

タイトルどおりに、教師や生徒や母親の「告白」によって本は構成されている。全六章。

第一章「聖職者」は、女教師の告白だ。
彼女は、犯人と確信した少年2人を、終業式の日のHRで教壇から告発する。
警察に言うつもりはないが、自分の手で2人に制裁を加えたと。

この本は、昨年「本屋大賞」を受賞した。
雑誌(「小説推理」)に掲載された第一章~三章に比べて、書き下ろしの第四章~六章は取って付けたような内容だが、まあ、おもしろいことはおもしろい。スラスラ読める。


でもね~、この本が「本屋大賞」とはねぇ~。どうなんだろう?

はっきり言って、後味がよくない。教師も生徒も、歪んでいる。
女教師のとった制裁の手段は、あまりにも卑劣で吐き気を覚えるほど。

「本屋大賞」は、書店の店員が投票で選ぶ賞でしょ。
なら、読者に感動を与えるような、心の琴線に触れるような、何度も読み返したくなるような、上品な本を選んで欲しいものよ。ブツブツ
[PR]

by masayama-chan | 2010-01-08 18:01 | 本だな | Comments(13)

「母なる証明」   

「静かな街で起こった女子高生殺人事件。容疑者となった息子を救うため、真犯人を追う母親の姿を極限まで描くヒューマン・ミステリー」

a0108328_19311840.jpg今年の初映画は、韓国映画「母なる証明」

母親役には、「韓国の母」と称され国民的人気を誇るというキム・ヘジャ。
なるほどね、見た目も、強くて働き者のオモニそのもの。

知的障害を持つ息子役には、韓国四天王の一人として絶大な人気を誇るウォンビン。
う~ん、韓国のキムタクみたい。

子を想う母の無償の愛情を描いた作品と、この映画を単純に捉えてしまっていいのだろうか?
サスペンスタッチで途中まで面白く見たが、意表をつく終盤の展開に唖然とした。
後味の悪さを感じたのは、私だけでしょうかね?

映画館を出て思った。
「母なる証明」とは、母の無償の愛を超え、子供を守るためなら何でもするということなのか。この「なんでも」は、我々の想像を遥かに超えたものだ。
一方で、母親の狂気ともいえる愛が、多くの人の感動と共感を呼ぶのだろう。

今年初めて見る映画は、まぁ~、なんとも重く暗く、ちょっとグロな作品でした~(ため息)


a0108328_19304116.jpg吉祥寺バウスシアター。
初めて行った映画館。
すご~く、小さかった。わずか、50席。
なんか、小屋みたい。
でも、このちっちゃさが気に入った。
私好みのマイナーな作品を上映してくれそう~。

もしかして、ひょっこりさんがいるんじゃないかと探したけど(笑)、そうか、今は本場韓国でしたよね~。
[PR]

by masayama-chan | 2010-01-06 19:34 | 映画三昧 | Comments(4)