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下流の宴   

この夏、林真理子著「下流の宴」が、NHKで放送された。
黒木瞳主演で映像化されたドラマは、面白おかしく、毎週楽しく見ていた。

原作を読んでみようかなぁ~と、図書館へ予約を入れたのは、一月ほど前。
先週貸し出しの順番がやっと回ってきて、今3分の2ほど読み進んだところ。

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48歳の福原由美子は、誇り高き専業主婦である。
自身は地元の国立大学出身。夫は早稲田の理工学部を出て、大手家電メーカーに勤めている。
彼女のなによりの自慢は、10歳のとき亡くなった父親が、医者だったことだ。
自分は医者の娘として、誇り高くきちんと生きるように育てられたと自負している。

そんな彼女の目下の悩みは、中高一貫の高校を中退して、マンキツ(マンガ喫茶)でアルバイトする長男・翔のことだ。
自分の息子が中卒のフリーターなんて、あっていいはずがない。受け入れられるわけがない。
だから言わずにはいられない。
「家庭教師をつけるぐらいのお金はあるから、大検を受けて、どこかの大学に入るのよ」

ところが、一方の翔は、気楽なアルバイト生活から抜け出す気などサラサラなく、その上「結婚したい」と言い出す。
相手は、沖縄の離島出身の22歳の娘。
母親は島で唯一の飲み屋をやっているという、不細工で下品で下流の女だ。
こんな女を結婚相手に選ばなければならないほど、息子は落ちぶれたのか。
この結婚を絶対に許すわけにはいかない。
そもそも由美子に言わせれば、早婚は肉体労働者の習慣なんである。
だから、相手の母親を前にして言ってみせる。
「うちは、主人も私も大学をでています。~~教養のあるちゃんとした家だと、誰にも言えるわ~~沖縄のどっかの島で飲み屋をしているあなたの家とは違うんですよ」


おぉ、なんて嫌な女ですこと~。
でも、由美子の娘の可奈も負けはいない。母親に輪をかけて嫌な女だ。
可奈は内心、中流家庭を気取る母親を見下している。
由美子以上に見栄っ張りで、上昇志向の強い娘だ。
上昇志向が強いといっても、努力してキャリアを目指そうとかいうのではない。
目指すのは、高学歴&高収入、社会的ステータスが高くて上等な男をゲットすること。
自分が努力するよりも、そうした男を夫にした方が、はるかに効率がいいからだ。
可奈がなりたいのは、出張で国際線のビジネスクラスに乗るのではなく、ビジネスクラスで家族旅行に出かける女だ。
外見に磨きをかけ、そのための努力は怠らない。
その計算高さとしたたかさには、恐れ入りました!


あ~、すみません。長くなりました~。
ところで、みなさんの周りにいません?
由美子や可奈のような女が。
というか、彼女たちの思いは、多かれ少なかれ多くの女性の心の奥底に潜んでいるものかも?
実を言えば、由美子の言動に、「なんてイヤな女」と思いつつ、
「そうだ、そうだ」とうなずく部分がいっぱいありましたもんね。
そこが、林さんのうまいところかな。
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by masayama-chan | 2011-09-30 16:11 | 本だな | Comments(6)

家族団らん   

札幌から次女が帰省中なので、昨日の夜は、長女夫婦を誘って一緒に食事をした。
こういうのを「家族団らん」というのでしょうか。


a0108328_16515973.jpgといっても、私の手料理ではもちろん?なく、
近くの欧風レストランで外食。

引越し疲れの長女夫婦と、学会疲れの次女のために、我が家でのんびり食卓を囲もうかと思ったけど、献立が思い浮かばなくて(汗)、
エエイ面倒だ!外で食べよう~。





お婿さんのお母さまは、とてもお料理上手&もてなし上手な方なので、私は自分の手料理にイマイチ自信が持てないというか気がひけるというのが根底にある。
かといって、努力しようという気もサラサラないので、困ったものよ(笑)


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旬のサンマも、シェフの手にかかると、こんなお洒落な一品に。

誰だぁ~。「フツーの塩焼きが一番うまい」
なんて言うのは。





夫とお婿さんは、ゴルフ談義。
娘たちも、ガールズトークで盛り上っていた。
あと3ヶ月もしたら、この光景は様変わりするんだろうなぁ~。


*.♪。★*・゜・*♪*.♪。★*・゜・*.♪。★*・゜・*♪*.♪。

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北海道みやげの、
「赤いサイロ」(チーズケーキ)と
「TSUMUGI」(白バームクーヘン)

「赤いサイロ」は、今すごい人気らしい。
口の中に入れるとふわっと溶けて、スフレみたいな食感。
ふわっと溶けちゃうから、なんだか食べた気がしないのよね(笑)
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by masayama-chan | 2011-09-26 17:00 | Comments(2)

娘と「アンフェア the answer」   

次女が、台風を連れて帰ってきた!
というのは冗談ですが、台風が猛威を振るった水曜日に、西の方からふわり?とやってきた。
大阪で開催された学会(日本獣医学会学術集会)に出席した帰りに、我が家に立ち寄ったのだ。

当初は午後に大阪を出る予定だったが、台風の影響を考えて出発をだいぶ早めたという。
品川に着いたのが、1時ちょっと過ぎ。
もうちょっと出発が遅れていたら、新幹線も京王線も止まって、その日のうちには帰れなかったかもしれない。
「運がよかったね」と私が言えば、夫は「運がいいんじゃなく、危機管理の問題だ」と。
そういえば、夫はこの日、帰宅時には交通が混乱すると読んで車で出勤し、いつもどおりに帰ってきましたもんね。
あえて書かないけど、危機管理意識に乏しかったのは、我が家ではどうやら私だけのようです(汗)


その娘に誘われて、昨日「アンフェア the answer」を観に行った。
特に観たい映画ではなかったが、「篠原涼子と佐藤浩市のラブシーンがあるらしいよ」と言われて、俄然興味がわいた(笑)
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連続殺人事件の容疑が掛けられた女刑事雪平を演じるのは、第2子を妊娠中の篠原涼子。
クールな美貌が際立ち、実にカッコイイ。
でも、セリフは抑揚がなく一本調子。主役が棒読みじゃあね。
加えて、ストーリーに新鮮味はなく、アクションもしょぼい。
それに、阿部サダヲが捜査一課長というのはどうなの。
でも、いいんです、いいんです。そんなことは、どうでも。
この映画の最大の見どころは、篠原涼子と佐藤浩市のベッドシーンらしいから(笑)


ところで、ウチの母は、篠原涼子と米倉涼子の区別がつきません。
クールな美貌と、気の強そうなイメージは似ていなくもないかな。

涼子ついでに、広末涼子と国中涼子は、娘に言わせると、「幸(さち)薄そうなところが似ている」


娘は、短い夏休みを実家で過ごして、27日に札幌へ帰ります。
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by masayama-chan | 2011-09-24 14:41 | 映画三昧 | Comments(4)

敬老の日   

今朝のNHKの番組に、画家の掘文子さんが出演していた。
タイトルは、「命の画家・掘文子93歳  ブレずに生きて今輝く」

家事をしながらチラチラ見ていたが、その若々しさと美しさにビックリ!
とても93歳には見えない。
なんと上品で知的なこと。凛とした佇まいは、ブレずに生きてきた証だろうか。

そんな堀さんの座右の銘?は、
「群れない、慣れない、頼らない」

なんて説得力のある言葉なんでしょう。胸にズシンと響いた。
私も、群れるのは苦手だし(社交性に欠けるから)、何事にも慣れないし(不器用なため)、人にはあまり頼らない(シャイなので)
掘さんとはなんか違う気もするが(苦笑)、要は他人に依存することなく、現状に甘えることなく、ダレずにブレずに生きることでしょう。


*.♪。★*・゜・*♪*.♪。★*・゜・*.♪。★*・゜・*♪*.♪。

天気がいいので神代植物公園へ散歩がてら行こうと思ったけど、歩くには天気がよすぎて暑い!
で、バスで「井の頭自然文化園」へ行った。
敬老ウィークなので、連れは入場料がタダだった。
私も付き添いということでタダです(笑)

園内一番の人気者(かな?)は、長寿の「はな子」。
私より年上。人生?の先輩だ。
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サル山は、ずっと見ていても飽きないね。
赤ちゃんザルが沢山いた。出産ラッシュかな?
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お母さんの背中にしがみついている赤ちゃんザル。
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珍しくはないけど、愛くるしいリス。
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たまには、動物たちの姿をゆっくり眺めるのもいいものだ。
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by masayama-chan | 2011-09-19 22:42 | Comments(9)

あれから3年   

昨日9月14日は、父の命日だった。亡くなって3年になる。

3年前の朝、母からの電話で飛び起きた。
夫と、帰省中だった次女との3人で、取るものもとりあえず大急ぎで実家へ向かった。
玄関先で迎えてくれた母は、「まだ体があったかいから、私の勘違いかもしれない」と、言う。
確かに、腋の下あたりを触ると、かすかに体温が感じられた。
「ほら、あったかいでしょ」と、何度も繰り返す母。
でも、亡くなっているのは明らかだった。
父の横で休んでいた母がその最期に気付かなかったくらいだから、たぶん安らかに旅立ったのだろう。


昨日、実家へ行くと、叔父(父の末弟)夫婦が来ていて、父の思い出話に花が咲いた。
といっても、母が9割がた喋っていたけど(笑)

父の笑顔や、私に語りかける声は、今でも鮮明だ。
そして、時どき懐かしく温かく思い出す。
いつまでも父を想い心に永遠にとどめることが、供養なのかもしれない。
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by masayama-chan | 2011-09-15 18:48 | Comments(8)

ダンシング・チャップリン   

残暑が厳しい。
今日は予定を変更し、下高井戸シネマへ映画を見に行った。
周防正行監督の最新作、「ダンシング・チャップリン」

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1991年に初演されたフランスの巨匠振付師ローラン・プティによるバレエ作品「ダンシング・チャップリン」を、映画化したものだ。
といっても、そこは周防監督。単純に映画化するはずもありませんよね。

映画は、2部構成になっている。
第一幕は「アプローチ」
振付師ローラン・プティへのインタビューや、リハーサル風景を収録したドキュメンタリーだ。
製作の過程を垣間見るのは興味深いが、なんせ長い。
リハーサル風景を映画館で延々と見せられるのは、どうなんだろうね。zzz


第二幕は、「バレエ」
チャップリンの「ライムライト」、「街の灯」、「黄金狂時代」、「モダン・タイムス」などの映画シーンを、バレエとして構築したものだ。
長年チャップリンを演じるルイジ・ボニーニの演技は、さすがですねぇ。
60歳になる彼の記念碑となったことでしょう。

バレエは、人間の体が描き出す芸術だ。
この映画では、主演の一人である草刈民代の肉体そのものが芸術作品に思えた。
もともと美貌の持ち主ではあるけど、顔の美醜ではなく、立ち姿が、踊る姿がホントに美しかった。
しなやかで軽やかで伸びやかで、それでいて強靭だ。

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周防監督がこの映画を撮った理由はいろいろあるでしょうが、バレエからの引退を決めた妻・草刈民代の踊る姿を映像に留めておきたかったのが、なによりの理由ではないでしょうか。
別タイトルは、「監督の愛妻物語」です。違うか(笑)
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by masayama-chan | 2011-09-13 22:25 | 映画三昧 | Comments(4)

健診結果   

2週間ほど前に受けた健康診断の結果が、郵送されてきた。
このところ体調は悪くないし、たぶん問題ないでしょうと思いきや、なんとなんと
「要治療」の結果項目が一つあるではないか。
それも体重ではなく(笑)、「貧血検査」

「どれどれ」と数値を見ると、
「血色色素」は、13.5g/dl。
「赤血球数」は、410万mm3。
「ヘアトクリット」は、42.5%。
う~ん、どれも正常の範囲内だと思うけど???
どういうこと?来週にでも病院へ行って聞いてみよっと。

ちなみに、お腹周りは、59.3cmでした!!
トホホ。


*.♪。★*・゜・*♪*.♪。★*・゜・*.♪。★*・゜・*♪*.♪。

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昨日、アロマセラピーの教室で作った
「デオロランドクリーム」




~作り方~
ジェル(アロエベラ)15gに、フローラルウォーター(月桃)3mlを入れ混ぜる。
そこに、ホホバオイル3mlを少しずつ垂らして分離しないようによく混ぜる。
最後に、精油を2滴垂らして、出来上がり!
精油は、「ティーツリー」を選んだ。
クールな香りです~♪
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by masayama-chan | 2011-09-09 18:22 | Comments(4)

朱花(はねづ)の月   

先日のトークイベントに出かけて以来、一般公開されたら絶対に観ようと思っていた。
川瀨直美監督の「朱花の月」
今日、渋谷のユーロスペースで観てきた。

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ユーロスペースで映画を観るのは、実は初めて。
分かりやすい場所にあるはずなのに、渋谷のラブホテル街に迷い込んで、
ウロウロ、キョロキョロ。
怪しげな?女だと思われたらどうしましょう(冷や汗)
ホテルではなく、映画館を探してるんですからね、私(苦笑)


映画は、奈良・飛鳥地方が舞台だ。
香具山・畝傍山・耳成山の大和三山を仰ぐ豊かな自然の景色の中で、
物語は展開する。

主人公の染色家・加夜子は、地元PR紙編集者の哲也と長年一緒に暮らしながら、今は同級生だった木工作家の拓未(たくみ)と愛し合っている。
微妙な三角関係は、危うい均衡を保ちながらも、加夜子の妊娠を機に一気に崩れていく。

加夜子の祖母と拓未の祖父の悲恋が物語に重なり、万葉人の歌にも繋がる。
2人の男が一人の女を争う図式は、昔も今も、変わらないのだろう。


冒頭、朱染めのシーンが出てくる。
加夜子が、スカーフを、「朱花」の色に染めている。
朱色に染まった水は、鮮やかな血を連想させた。
ラストを暗示したのだろうか。

セリフや動きが少ないのに加え、山の緑や月や夕日などの自然が織り成す映像美は、静かなドキュメンタリー映画を観ているかのよう。
その静寂さは退屈でもあるが、どこか不気味でもある。


渋谷ユーロスペース。次回からは、迷わずに行けるはず!
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by masayama-chan | 2011-09-06 22:32 | 映画三昧 | Comments(6)

人生の軌道修正   

まぁ、いつになく真面目なタイトルですこと(照)
というのも、きのう某Hさんのブログを読んで、感じるところがあったからだ。

某Hさんの最近のブログに、某有名私立大学を中退して再受験する男の子の話がチラッと載っていた。
人はこれを、「無謀」とか「もったいない」とか、言うんでしょうか。


胸をよぎったのは、いとこAのこと。
イトコAは、母の姉の長男で、私と同じ歳。
子供のころは同じ県内に住んでいて、ことあるごとに母親たちの実家で顔を合わせたものだ。
ヤンチャで負けん気の強いAに、大人しかった私は泣かされることも多かった。

Aは地元の国立大学を卒業して、東京の企業に就職した。
社内結婚し、二人の子供に恵まれる。
ここまでなら、実にありふれた話だ。
つまらなすぎて、話にもなんにもならない。

就職して10余年過ぎ、サラリーマンとして油が乗ってきたころに、彼はあっさりと(か、どうかわからないけど)、会社を辞めた。
「自分が本当にしたい仕事はこれじゃない」と思ったかどうか知らないけど、
大学を再受験するというのだ。
それも、医学部ですと。


この話を母から最初に聞いたとき、
「あ~、もったいない」と思った。
せっかく、大きな会社に入ったのに。
雄弁で押しの強い彼なら、そこそこ出世も出来ただろうに。
いや、たとえ出世は出来なくても、それなりの安定した生活を送れただろうに。

そして、「無謀だぁ~」とも思った。
長い間学業とは疎遠になっていた彼が、国公立(私立は経済的にムリだもの)の医学部に合格できる可能性が、いったいどれだけあるというのだろう。

このときの私の気持ちを正直に言うと、
「バカじゃないの」


今年の、7月14日。
前にも書いたけど、浜松にある菩提寺で開かれた「お施餓鬼」に、母と行った。
途中、いとこの経営する耳鼻科医院の前を、車で通った。
想像以上に立派な建物で、なんだか胸を突かれた。
「バカじゃないの」なんて思って、ゴメン。恐れ入りました!


それで、今日は何が言いたいかというと……。
人生をやり直すことはできない。時計の針を戻すことは出来ないからだ。
でも、軌道修正は出来る!!強い意志と、高い志と、決してあきらめない情熱があるなら。
さらにいとこの場合、軌道修正を可能にしたのは、確かな学力があってこそだろう。
学力だけで人生がどうなるものでもないが、選択の幅が広がるのは確かでしょう。

よい子のみなさん、聞きましたか。
私が言うのもなんですが、取りあえず?しっかり勉強しましょうね。
といっても、よい子のみなさんは、このブログは読まないでしょうけど。ハハ。


*.♪。★*・゜・*♪*.♪。★*・゜・*.♪。★*・゜・*♪*.♪。

   お施餓鬼に行ったとき、静岡市内で見かけた風景。
   どのあたりだったかな。
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by masayama-chan | 2011-09-04 16:25 | Comments(4)