一周年
2010年 11月 18日
検査の結果、二度と見えるようにはならないと知ったときの絶望感。
世界が突然闇と化した現実を、本人はどのように受け止めたのだろう。
とまどう様子が、可哀想でならなかった。
それまでは、庭を自由に歩き回り、日のあたる場所を見つけて日向ぼこ。
道行く人のチェック?も怠らなかった。
目が見えなくなってからは、外界が不安なのか、犬小屋から出てこようとしなくなった。
私も、彼女をひとり(?一匹)にしておくのが不憫で、外出を控える日々が続いた。
半面、「この先ずっと、思うように出かけられないのか」と、閉塞感にも捉われた。
それがどうだろう。
1年経った今は、庭を自由に歩き回っている。日向を見つけて、無防備な姿で寝そべっている。
呼べば近寄ってくるし、目が見えないとは、言われなければ気づかないだろう。
散歩中、子供に、「この犬、盲導犬?」と聞かれることがある(盲導犬ってほとんどラブラドールだもんね)
「ううん、盲目犬。この子は目が見えないの」と、答える。
これも、笑顔で言えるようになった。
「一周年って、めでたいことでもあるまいし」と思われるかもしれないが、見事に再生した一周年記念なのだ。
パパに抱っこされるチェリー。
犬って、すご~く、あったかい。
by masayama-chan | 2010-11-18 19:46 | Comments(10)
つぶらな瞳が本当に可愛いわね。
脚や内臓はそんなに悪いところはないのだろうから、きっとこれからも長生きしてマサさんの良き相棒になってくれると思うわよ。
来月には、11歳になります。高齢だし、いつまでも元気というわけにはいかないと思うけど、少しでも長生きして私に寄り添っていてほしいですね。
「絶望&再生」は、飼い主の方なんでしょうね。
高齢期に入って、昔みたいに元気に散歩できなくなったし、この先ずっと健康でいられるわけでもないけど、穏やかな老後?が少しでも長く続くといいな。
目が見えなくなったのはつらい運命かもしれませんが、死ぬよりはずっといいはずです。これからも愛情を注いでもらって、自ら幸せな晩年をおくって、マサちゃんたちにも生きていることで恩返しをしてくれることでしょう。
でも、よく見るとチェリーは冷めた感じじゃない?
「なんなの?この人」って、ちょっと迷惑そうだったもの(苦笑)
犬を触るのは、心癒やされるのよね。
今日、動物病院へ行ってきました。検診&シャンプー。
検査の結果は、異常なし。
「また半年後に検査しましょう」と言われました。
半年後って、わりとすぐだと思われるかもしれないけど、人間の2年以上に相当するんですよね。
そういう意味でも、チェリーとの1日1日を大切にしなければね。
チェリーちゃんはもともと賢い犬よね。
1年前マサさんに何かあったのかしら?と思った記憶が蘇ってきました。
うちの母も先日からもう危ないといわれてたんだけど蘇ったのよ。
生命力は人間とは違う世界で働いているようです~
きっとチェリーちゃんも長生きするわ。
ウチの母も、ちょっと体調を崩しています。風邪気味で、背中や腰も痛いと言っています。元気だと言っても、80歳を過ぎると心配なことがチョコチョコ起こりますね。
ラブラドールの平均寿命は、12、3歳と言われています。厳しい数字です。でも、チェリーは、きっと奇跡を起してくれるでしょう。