春ウララ・散歩
2011年 04月 13日
満開の桜も、散り際の桜もいいものだが、2年前まではチェリーと野川を散歩していたことを、どうしても思い出してしまう。
「あのころは、目が見えて元気だったなぁ~」と思うと、せつない。
(注:チェリーはまだ健在です)
昨日は、ちょっと遠出してみようと、電車に乗った。
行き先は、駒場公園。
以前Tさんのブログで「旧前田公爵邸」を見て以来、一度行ってみたいと思っていたのだ。
でも、最寄駅の「駒場東大前」(井の頭線)で、下りそびれた。
正確にいうと、ぼんやりしていて乗り過ごした。
で、次の「神泉」で下り、「鍋島松涛公園」へ行くことにした。
電車に乗る前に駅で手にした冊子に、たまたまこの公園が載っていたのだ。
神泉駅から、10分くらいかな(さんざん道に迷ったけど)
別にどうっていうこのない、小さな公園だった。
ベンチで水車小屋を眺めながら、OL時代の大先輩に「鍋島さん」という方がいたのを思い出した。
「世が世ならお姫さま」という話を聞いたことがあるから、由緒あるお家柄だったのでしょう。
ついでに、近くにある「松涛美術館」を訪れた。
牛島憲之の回顧展が開催されていた。
「至高なる静謐感」というタイトルが付けられていた。
独特の静けさと詩情溢れる絵画だった。
なんでもないタンクや倉庫を描いて、どうしてああも芸術的なんでしょうね。
館内にいたのは、係員を除くと、私ひとり。
自分の足音が、とても気になる美術館でした(苦笑)
帰り道を迷ってブラブラ歩いていると、閑静な住宅街から、いつの間にか人で溢れる街に出た。
渋谷でした!な~んだ、渋谷がこんなに近かったんだ。
駅前に調布行きのバスが止まっていたので、飛び乗った。
三軒茶屋や狛江駅を経由して調布に帰るのは、けっこうな長旅?
でも、知らない風景が見られて楽しかったかも。
それにしても、松涛は、立派な邸宅が立ち並ぶ高級住宅地ですこと。
美術館だと思って、間違って入りそうになったお宅もあった(汗)
by masayama-chan | 2011-04-13 19:32 | Comments(4)
そうそう、松濤といえば高級住宅地の代名詞ですよ。私はその美術館にはまだ行ったことがないんですけど、訪問着を着ていかないと似合わないようなところなのかしら。
そういえば、私も高校のときに鍋島君という男子がいたのを思い出したわ。彼もその家系の人だったのかなー。
美術館もですが、高級住宅地は歩いている人が少ないですよね。
それに、この美術館は、60歳以上はタダなんです。ステキでしょ。
島津とか松平とか徳川とかも、怪しい?ですよね。
今もそんなにガラガラなの?
7~8年前に友人と行きました。
区立だから、あれで何とか続いているのでしょうが
勿体無いですね。建物は素敵ですもの。
企画が悪いのかしら?
そのときも、自分の足音が響きました?(笑)
展示物は悪くなかったと思うけど、アピール不足というか、そもそも沢山の人に見てもらいたいという意気込みがないのかも?
渋谷から近くて立地はいいし、建物もお洒落なのにね。
でも、ほんとに見たい人だけが行く美術館があってもいいのかな。