デンデラ
2011年 07月 20日
台風もなんのその。昨日は、新宿まで映画を見に行った。
浅丘ル○子さんのスッピンが話題を集めた、「デンデラ」
早い話が、「姥捨山、その後」だ。
雪深い寒村、女は70歳を迎えると村の掟で姥捨て場所に捨てられる。
カユ(浅丘ルリ子)も70歳を迎え、雪が深く積もる山中に捨てられた。
背負ってきたカユを雪の中に捨てたのは、息子だ。
運命を受け入れ、極楽浄土に行くことを願うしかないカユ。これまでの女たちがそうだったように。
ところがどっこい!女たちは、死んでなどいなかった(驚)
「デンデラ」という共同体を築き、逞しくしたたかに生き抜いていたのだ。
デンデラの創始者・メイ(草笛光子)は、自分たちを捨てた男たちに復讐をするため、村の襲撃を企てていた。
カユが加わったことで、デンデラは総勢50人。機は熟した。
美しいシーンがひとつもない映画は、「死ぬも地獄、生きるも地獄」の世界だ。
熊に襲われ、雪崩に遭遇し、多くの死者を出す中で、復讐は現実味を失っていく。
ルリ子さんのスッピン見たさか、狭い館内は熟年女性で満席。
でも、決してスッピンではなく、アイメイクはしっかりやっていたと思う。
それも、美しく見せるためではなく、深い陰影を作り、より年寄りっぽく見せるためだ(たぶん)
浅丘ルリ子や山本陽子を始め、かつては美人女優といわれた人たちが、ボロをまとい老醜を晒している。
その女優魂に、ただただ脱帽!
帰りは、○王デパートでランチ。
この夏、初めての冷やし中華。
海老、イカ、クラゲ、焼き豚などが入って、なかなか美味しかった~♪
by masayama-chan | 2011-07-20 16:12 | 映画三昧 | Comments(4)
確かに、恐いもの見たさといわれれば、そのとおりかも(笑)
若くてキレイなころのシーンは、全くないの。
村の男たちに復讐できたかといえば微妙だし、残酷な結末であるかもね。
いろんな意味で、見応えのある作品でした。
老けメイクのせいなのか、素だからなのか(汗)
この作品に出演した女優陣は、みな肝が座っていますよね。
吉永小○合さんは、たぶん受けないでしょう。