人気ブログランキング | 話題のタグを見る

犬の話   

来月の12月16日に、愛犬チェリーは12歳になる。
人間で言えば何歳だろう。私より年上であることは、間違いない。

そのチェリーは、今現在、発情期にある(雌犬の発情期は、ほぼ半年に一回のサイクル)

目は見えず、腰の状態も悪く(脊柱管狭窄症の疑い)、見た目(歩く姿)はいかにも老犬なのに、女性?として未だ現役なのだ。
飼い主にとって、愛犬の発情期はちょっとやっかいな期間だが、新しい命を生み出す生命力がチェリーにまだあるのだと思うと、嬉しい。
散歩のとき、雄犬の気を引こうとするのを見て、「やるじゃん、チェリー」(笑)

某都知事はかつて、「生殖能力を失ったあとも生きるのは、人間のオバアサンだけ」とか言ってひんしゅくを買ったが、実際そのとおりなのだと、チェリーを見ていて思う。

*.♪。★*・゜・*♪*.♪。★*・゜・*.♪。★*・゜・*♪*.♪。

二年前のこの時期、チェリーは突然視力を失った。
脳のMRI検査の結果、視力は永遠に戻らないと判ったときの絶望感。
チェリーは覚えていないだろうな。

大学病院の先生(獣医師ではなく、動物行動学とかの先生だと思う)は、こう言った。
「犬は今だけを生きている。見えていた過去を振り返って嘆くことはないし、将来を悲観することもない」
この言葉に、いたく納得したのだった。


PS:(どうでもいい話)
後日、母にこの話をしたら、
「チェリーがそう言ったの?」と聞いてきた。
犬が話す訳がないから、イジワルな質問だ。
大学の先生の言葉だと言うと、
「そんなことわからないじゃないの。大学の先生だか何だか知らないけど、犬になったわけじゃあるまいし」
フ~ム。


2年前の今日、11月29日のチェリー。
犬の話_a0108328_23214579.jpg

by masayama-chan | 2011-11-29 23:27 | Comments(2)

Commented by としちゃん at 2011-11-30 08:08 x
ふーむ、大学の動物行動学の先生のお話も一理あるし、
お母様の言葉も一理あるわね。
ほんとのところをチェリーちゃんに尋ねてみたいわね。
でもまだメスとしての本能があるというのは、嬉しいわよね。
Commented by としちゃんへ(マサ) at 2011-11-30 18:01 x
そうなのよ。夫も、「確かに、おばあちゃんの言うことも一理あるな」って言ってたのよね。
母は、「チェリーがそう言ったの?」とか、「犬でもないのに、そんなことわからん」とか、私の話に反論するくせに、動物と話ができる女性が出てくるテレビ番組はよく見ているのよ(笑)

<< 涙、涙、涙、だいすけ君逝く 日本みつばち >>