「鮭」
2012年 05月 30日
Tさんのようにはなかなか。
思い立って、今日やっと観てきた。
高橋由一の「鮭」
上野の東京藝術大学大学美術館で、6月24日まで高橋由一の作品が展示されている。
東京では初という「高橋由一大回顧展」
目指す美術館は上野駅から歩いて7、8分。
今日は、あまり迷わなかった(笑)
近隣の美術館に比べ、ちんまりしている。
たくさんの作品が展示されていたが、「鮭」の存在感は別格ですね。
教科書で見た記憶が、誰にでもあるのではないでしょうか。
「おぉ、あの鮭だ~」
作品は、イメージしていたより大きかった。
「鮭」は三匹(3作品)いたが、どれも写真以上?にリアル。
私は、皮の質感が特に凄いと思う。
花魁。
モデルとなった小稲という花魁は、出来上がった作品を見て、
「私はこんな顔ではありません」と、泣いて怒ったそうな。
「美人画」の仕上がりを想像していたのでしょうか。
でも、由一さんが描いたからには、たぶん似ていたと思う(笑)
高橋由一は、好きで画家になったというより、洋画を日本に普及させる使命感に突き動かされていたようだ。
明治維新後には、どの分野においても理想に燃え使命感に溢れた人たちがいましたよね。
五月も終わりの、穏やかな天気の今日、上野の森は賑わっていた。
清々しく気持ちのいい一日だった。
by masayama-chan | 2012-05-30 20:55 | Comments(4)
実物は大きいんですか。
花魁姿ですけれど、もし私もこんなふうに描かれたら起こってしまうかも?
実物大か、それよりちょっと大きいくらいかな。
教科書の写真って小さかったので、それが頭にあったのよね。
よく見れば鼻筋が通って整った顔立ちだけど。
由一さんは、美しく描こうという気はサラサラなく、写実に徹したのだと思います。
小稲さん、当時23歳だったらしいけど、それにしては老け顔ね。
それよりも私は、この前の更新のTラちゃんの6ヶ月のあゆみのほうが素敵でホロリときそう。いいね、こおいう記録、私も娘が生まれた時は絶対記録を残そうと思っていたのに・・・できなかった。こんな素敵な記録を残してもらえるTラちゃんは絶対グレないと思うわ~(笑)
私、これから自分の老後の記録なら間に合うかしら?
で、Tさんはカナダなの? ブログに急ごう~??
あまり混んでいなかったので、ゆっくり鮭を味わうことができましたよ。
東京国立博物館で開催中のボストン美術館展は平日でも混雑しているようだけど、みなさん、鮭はお好きでないのかしら?
Tラはグレないかもしれないけど、DNA的には(ここだけの話)お〇ブになりそうだわ。いじめられないかと今から心配です。