「篠山紀信展 写真力」
2012年 10月 17日
「篠山紀信展 写真力」を見てきた。
50年間にわたって撮ってきたおびただしい写真の中から、厳選された120点が展示されている。
入り口には、ジョンとヨーコが。
会場に足を踏み入れて、まずビックリさせられるのは、その写真の巨大さ!
最初のコーナーの展示は亡くなられた方のポートレートだが、
美空ひばりが、三島由紀夫が、渥美清が、きんさんぎんさんが、すごい迫力で迫ってくる。
コーナーの解説文に、
「写真家は往々にして「時の死」の立会人」と、あった。
「 撮られた瞬間から「過去」のイメージであることを宿命づけられている 」
それは、写真に限ったことではないでしょう。
今この瞬間だって、あっという間に過去になってしまうのだから。
女優や歌舞伎役者やスポーツ選手といった有名人のポートレートが多い。
スターたちの、最も輝いた一瞬でしょうか。
その中でも特に、「いいなぁ~」と思ったのは、「Santa Fe」の宮沢りえ。
水密のように瑞々しく、眩しいまでの若さと生命力に溢れている。
「ウラジミール・マラーホフ」と「刺青の男たち」も印象深い。
前者はギリシャ彫刻のように美しい肉体に圧倒されたし、後者は刺青が凄い(笑)
全身刺青の男たちが、30人?40人?これはこれで美しいのだ。
写真を上手に撮る人は世の中に沢山いると思うが、写真家として、日本いや世界の頂点に立つような人は、いったい何が違うのか。
篠山さんは、言う。
「撮った者も、それを見る人々も、唖然とするような尊い写真。めったにそんな写真は写らない。
だって人知を超えた写真の神様が降りて来なくちゃ、すごい瞬間は立ち現れないんだもの」
もはや、神の領域か。
オペラシティーの巨人。
巨人の向かい側にある石段に腰をかけ、彼に話しかけながらお昼ごはん(おにぎり)を食べた。
秋晴れの空の下、気持ちよかったわ~♪
by masayama-chan | 2012-10-17 16:33 | Comments(6)
篠山紀信さんというと私は山口百恵さんを思い出しますね。
人物を写す写真家という人はやはり人が好きなのかしらね。
私もあの大きさにはびっくりでしたね!
宮沢りえのあの写真はインパクトありました、今でもきれいですよねぇ~
篠山さんは気持ちが若いよね(笑)南沙織さんもいい感じで写ってました、お幸せなんでしょうね。。。どうでもいいことだけど(苦笑)
関西でもあるのかしら?
でも言ってはなんですが、今回のような有名人のポートレートは、演出されているので感動とまではいかないかな。
「なつかしいなぁ~」とか「キレイだわ」とは、思いましたけど。
百恵さんの若いときの写真がありましたよ。
それはそれは大きいの。
水着姿で寝そべっていて、あまりの大きさにビックリします。
この写真、今の百恵さんはどう思うかしら。展示されて嬉しいですかね。おおきなお世話ですけど。
そういえば、おふたり間の息子さんが、ちょこちょこテレビに出ていますよね。写真家ではないみたい。
篠山さんは、今も写真にたいする情熱を持ち続けていますよね。
公然わいせつ罪で捕まっても、毅然としていますから、さすがです(笑)
さとさんは、写真が趣味ですものね。関西でも開催されたらいいわね。