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「篠山紀信展 写真力」   

昨日(16日)、「東京オペラシティー アートギャラリー」で開催中の
「篠山紀信展 写真力」を見てきた。

「篠山紀信展 写真力」_a0108328_1627162.jpg


50年間にわたって撮ってきたおびただしい写真の中から、厳選された120点が展示されている。

              入り口には、ジョンとヨーコが。
「篠山紀信展 写真力」_a0108328_1636586.jpg


会場に足を踏み入れて、まずビックリさせられるのは、その写真の巨大さ!
最初のコーナーの展示は亡くなられた方のポートレートだが、
美空ひばりが、三島由紀夫が、渥美清が、きんさんぎんさんが、すごい迫力で迫ってくる。

コーナーの解説文に、
「写真家は往々にして「時の死」の立会人」と、あった。
「 撮られた瞬間から「過去」のイメージであることを宿命づけられている 」

それは、写真に限ったことではないでしょう。
今この瞬間だって、あっという間に過去になってしまうのだから。

女優や歌舞伎役者やスポーツ選手といった有名人のポートレートが多い。
スターたちの、最も輝いた一瞬でしょうか。
その中でも特に、「いいなぁ~」と思ったのは、「Santa Fe」の宮沢りえ。
水密のように瑞々しく、眩しいまでの若さと生命力に溢れている。

「ウラジミール・マラーホフ」と「刺青の男たち」も印象深い。
前者はギリシャ彫刻のように美しい肉体に圧倒されたし、後者は刺青が凄い(笑)
全身刺青の男たちが、30人?40人?これはこれで美しいのだ。


写真を上手に撮る人は世の中に沢山いると思うが、写真家として、日本いや世界の頂点に立つような人は、いったい何が違うのか。
篠山さんは、言う。
「撮った者も、それを見る人々も、唖然とするような尊い写真。めったにそんな写真は写らない。
だって人知を超えた写真の神様が降りて来なくちゃ、すごい瞬間は立ち現れないんだもの」
もはや、神の領域か。


               オペラシティーの巨人。
「篠山紀信展 写真力」_a0108328_16302512.jpg

巨人の向かい側にある石段に腰をかけ、彼に話しかけながらお昼ごはん(おにぎり)を食べた。
秋晴れの空の下、気持ちよかったわ~♪

by masayama-chan | 2012-10-17 16:33 | Comments(6)

Commented at 2012-10-18 17:53 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by としちゃん at 2012-10-18 20:40 x
マサさん、精力的にあちこち行かれていますね。
篠山紀信さんというと私は山口百恵さんを思い出しますね。

人物を写す写真家という人はやはり人が好きなのかしらね。
Commented by さと at 2012-10-18 20:53 x
情熱大陸だったかしら?篠山紀信さんの写真展の準備の模様が映っていました。
私もあの大きさにはびっくりでしたね!
宮沢りえのあの写真はインパクトありました、今でもきれいですよねぇ~
篠山さんは気持ちが若いよね(笑)南沙織さんもいい感じで写ってました、お幸せなんでしょうね。。。どうでもいいことだけど(苦笑)
関西でもあるのかしら?
Commented by 〇〇系さんへ(マサ) at 2012-10-19 16:53 x
少し前に、地元の文化会館で土門拳さんの写真展が開かれていて、たまたま観たことがあります。写真には、絵画とは違う感動がありますよね。
でも言ってはなんですが、今回のような有名人のポートレートは、演出されているので感動とまではいかないかな。
「なつかしいなぁ~」とか「キレイだわ」とは、思いましたけど。
Commented by としちゃんへ(マサ)  at 2012-10-19 16:58 x
精力的にあちこち出かけられているのは、としちゃんの方だわ。いつぃも、関心しています。

百恵さんの若いときの写真がありましたよ。
それはそれは大きいの。
水着姿で寝そべっていて、あまりの大きさにビックリします。
この写真、今の百恵さんはどう思うかしら。展示されて嬉しいですかね。おおきなお世話ですけど。
Commented by さとさんへ(マサ) at 2012-10-19 17:04 x
ほんとに大きいのよ。一瞬ギョッとします(笑)

そういえば、おふたり間の息子さんが、ちょこちょこテレビに出ていますよね。写真家ではないみたい。

篠山さんは、今も写真にたいする情熱を持ち続けていますよね。
公然わいせつ罪で捕まっても、毅然としていますから、さすがです(笑)
さとさんは、写真が趣味ですものね。関西でも開催されたらいいわね。

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