橋本五郎さん
2013年 09月 05日
9月例会の講師は、読売新聞・特別編集委員の橋本五郎さん。
テーマは、「本当は政治っておもしろい」
橋本さんは、読売新聞の顔ともいえる方だ。
現在は毎月第2土曜日朝刊に「五郎ワールド」を執筆されている。日曜版に書評も書かれている。
政治の大切な局面では橋本さんの署名入りの記事がよく載るから、読売新聞の熱心な読者で彼の名前を知らない人は、まずいないのではないだろうか。
例会には、満を持しての登場である。
バーバリーのピンクのポロシャツで颯爽と現れた橋本さん。かなりお洒落な方とみた。
お話は、涙あり笑いありで、本当に面白かった。
1970年入社、76年(三木内閣の時)に政治記者となり、以来22人の総理を身近に見てきたという。
そばで取材してきた者しか知りえない、総理たちの真実(というか裏の顔)とは。
福田赳夫の狸の置物のエピソードも面白かったが、三木武夫のみかんの話もおかしい。
三木さんは政治以外は全くダメで、赤飯を食べれば8割方こぼすし、みかんは皮ごと食べようとする。奥様が、食べこぼしを拾ったり、みかんの皮を剥いたりフォローしていたそうだ。
多くの総理と身近に接してきて、一国の指導者として最も尊敬するのは中曽根康弘。
人間として最も好きなのは大平正芳、とのこと。
「政治とは何か」
橋本さんは言う。
「陽のあたるところにいる人がいる一方で、そうでない人もいることを考えること。その思いをどれだけ持てるか」
最後は、亡くなられたお母さまの話になって、会場の涙を誘った。
秋田の小さな村で長年一人暮らしを続け、一人で逝ったお母さまへの思いが、上の言葉に繋がっているのかもしれない。
話は硬軟入りまじり、飽きさせない。人を惹きつける話術だ。
テレビの政治討論では難しい話もされる方だから、きっと聴き手に合わせたのでしょう。
暑い中、「来てよかった」、と思える講演でした♪
by masayama-chan | 2013-09-05 15:15 | Comments(8)
政治の話を分かりやすくしてもらって、よかったですね。
それにしても総理大臣が22人も変わったんですか。
それって異常ですね。
私が学生の時、いつも三木さんのおうちの前を通って学校に行っていました。すぐそばには丹波哲郎のおうちもありましたっけ。古い話ですね。
それにしても、一人の政治記者が担当する間に国のトップが22人も変わったなんて、こんな国、世界中で日本だけではないかしら。
三木さんの家は、どんなふうだったのでしょう?
「金にきれい」という印象ですが、実際は「きれいに見える」ということらしいです。奥さまの実家は、大資産家ですものね。
比べて、福田さんの私生活は、かなり質素だったらしいです。総理宅でご馳走になったのは、腐りかけたみかん、温泉まんじゅう、素そばの類だったとか。
こんな裏話も、楽しかったです。
今年からいろいろな方のブログを拝見しているなかで、マサさんのブログに出会いました。確か、読売の気流欄に掲載された記事からだったとおもいます。
これからも気流欄、ぷらざ欄を楽しみにしています^^
このブログを見つけてくださったのは気流に載った記事からとあって、驚いています。そして、感激!しています。ブログをやっていると、こういうこともあるんですね。
橋本さんは、思っていたよりずっと柔らかい印象です。ユーモアに富んで、素敵な方でした。
会員の中には九州や秋田から駆け付けた方もいらして、ここまでの橋本人気は、ちょっと予想外でもありました。
つたないブログですが、これからもどうぞよろしく~♪
実際に22人もの総理大臣と接して来られたお話はさぞかし興味深いお話が多かったのでしょうね。
私も聞いてみたかったわ、羨ましい。
全然違う話だけど総理大臣の三木さんでも食べこぼしされるのなら夫の食べこぼしくらいは目をつむらないとダメね(苦笑)
気になってしょうがないのよね。。。いい話聞きました。
でも、三木さんは半端じゃありませんよ。8割が食べこぼしですもの。絨毯の上の食べこぼしを奥様が拾っていたそうです。あの、三木睦子さんですよね。それでも政治家としての夫を尊敬していたのでしょう。
とにかく政治の裏は、すごい世界ですね。小泉さんになってガラッと変わったそうですが、今後はどうでしょう。
ところで地震の引き取り訓練しておいて良かったですね。一昨日でしたっけ?私は九階にいたのでとても驚きました。
マサさんはTらちゃんの大ママですもんね(笑)
そうそう、4日は娘が夜勤でTラを預かり、5日にTラを保育園に連れていく予定だったのだけど、あのスゴイ雨でしょ。もう、もう、大変なんてもんじゃなく、パニックでした。いまからでも、ブログに書きたいくらい(苦笑)
読売新聞朝刊のコラム「編集手帳」担当のT氏も、橋本さんに劣らないくらいファンが多いんです。このコラムの温かさには、いつも泣かされます。
橋本さんも、「T氏は、20年か30年にひとりの逸材」と、言っていました。
「編集手帳」を読んでいると、A新聞のコラムのつまらなさが、歴然とします。