滲出性加齢黄斑変性症
2015年 12月 23日
手術で症状が改善することはなくても、進行はある程度抑えることができたと思っていた。
甘かったのかもしれない。
昨日は、近所のかかりつけの眼科に紹介され、狛江にある慈恵医大第三病院を受診した。
かかりつけの主治医の話によると、右目に眼底出血が起きていると言う。
大学病院を受診するのなら緑内障の手術をした東大病院の方がいいのではと思ったが、「通院が楽だから」と母が慈恵を希望した。
診察前の検査に付き添って、愕然とした。
左目は、視野が欠けほとんど失明状態だった。
眼底出血の起きている右目の視力は、0.4程度か。
緑内障の手術後、母は毎月近所の眼科を受診していたが、診察に私が付き添うことはなかった。
「ひとりで大丈夫だから」と母が言うし、診察日が土曜日ということもあって、Tラの子守りを優先した。
まさか、これほど悪化していたとは。
右目の診断結果は、「滲出性加齢黄斑変性症」
来月、手術(硝子体内注射)をすることになった。
年齢的なこともあってか、「感染のリスクを伴う」と言って医師は手術には慎重な姿勢を示したが、母が強く希望した。
だって、これで右目まで見えなくなってしまったら、視力を完全に失ってしまうのだから。
夜、浴室で湯船に浸かっていたら、母のこれからを思って涙が出てきた。
毎月の診察に付き添ってあげればよかった。もっと寄り添ってあげればよかった。
そう思うと涙がとめどなく溢れて、「お母さん、ごめんなさい」とワンワン泣いた。
でも、泣いてなんかはいられない。
「なんとか現状を維持したい」と、母は治療にあくまで前向きなのだから。
by masayama-chan | 2015-12-23 21:21 | Comments(8)
来月の手術がうまくいくようにお祈りいたします。
お母様と時々道やスーパーでお会いしますが、しゃんしゃんと歩いていらっしゃいますよ。 紅蓮
ありがとうございます。
ひとりで頑張っていることに、私も安心しすぎていたのかもしれませんね。
手術は経過にもよりますが、毎月定期的に継続して行う必要があるみたいです。
なんとか現状維持できることを祈っています。
6年前に手術を受けた時点で、視野狭窄はけっこう進んでいたのかも。母の場合は、眼圧はそれほど高くはないのですけどね。
2、3年前にも、東大病院で目に穴を開ける処置をしました。
かかりつけの眼科には毎月通院していたにもかかわらず、これほど悪化してしまうとは。防ぐことはできなかったのでしょうか。
高齢ゆえ、医師も積極的な医療はそれほど強く勧めないみたいですね。
1月の手術(注射)は毎月継続的に行っていく必要があるようです。回復は望めないので悪化しないことを祈るのみです。
ご主人も目を大切になさって下さい。
眼圧は、個人差があって、20~30代くらいでも手術をすすめられることもあるらしいし、夫は、最高で54のときもあって、よく失明しなかったと、担当医にいわれました。
夫が緑内障になったのは、その前にぶどう膜炎という目の病気があって、その治療に眼球注射(ステロイド)を繰り返したからなのです。
お母様も注射と書いてあったので、緑内障がそれで悪くならないか、よく医師から説明をしてもらうのが大事かもしれないと、素人ながら思いました。くれぐれもお大事になさってくださいね。
紅蓮
いろいろ気遣ってくれてありがとうございます。
母の場合は、アイリーナという薬を硝子体へ注射することになっています。
注射で眼圧が上がることはないと思いますが、リスク(感染症や網膜剥離など)は伴います。注射を継続的に続けるのも負担が大きいかなと。でも、何もしないほうがもっと恐い。
病気は何でもイヤだけど、特に目は困りますよね。
ご主人も大事になさって下さい。
お母さまの眼のことご心配ですね。
私は眼のことはもちろん素人だし、マサさんご存知のように白内障の手術したくらいなのですが、それでも検診のたびに眼圧、眼圧、と検査されるので、適正な眼圧がいかに大事か分かる気がします。
なのでアドバイスや経験談など無いのですが、マサさんがいかにお母さまを大切に思われているか、だけは良く分かります。
そんな娘さんの思いが神様に伝わって、お母さまの眼の状況が悪化されないことを祈ります。
お心遣い、ありがとうございます。
母が元気だったころはうるさく思ったこもありましたが、こうなってみると心配でしかたなく、本当に大切な人だと痛感しています。
私は小さいころから近視でしたが、母は視力はすごくよかったのです。
なので眼科にはほとんど縁がなくて、自覚症状はないまま緑内障が進んでしまったのかもしれません。
私は今のところ目の状態は良好ですが、年に一度くらいの眼科健診は必要なのでしょうね。
チヒロさんも大事になさって下さいね。