読売新聞ぷらざ「毎日牛乳 母の幸せ」
2016年 03月 09日
午前中、母のところへ行くと、拡大鏡を片手に新聞を読んでいた。
母は、読売紙面の中で投稿欄(気流やぷらざ等)が一番好きだという。
だから、私の投稿が載るととても喜んでくれる。私も、母の喜ぶ顔を見るのが嬉しい。
私は、母の残されたわずかな視力が落ちていくのが心配で、これから先のことを考えると眠れない夜もあるのだが、本人はいたって淡々としている。
この間は、全く見えなくなったときのために目をつぶって家の中を歩く練習をしていると言っていた。
前向きなのか、ノー天気なのか。いや、悟りかもしれない。
そんな母が健気で、私は時どき泣き笑いする。
by masayama-chan | 2016-03-09 15:53 | Comments(4)
きっと、お母様が一番喜んでいらっしゃるでしょうね。
ご自分の体の変化を自然に受け止めていらっしゃるお姿、すごいですね。
なかなかできるものではないと思います。
楽天的な方はきっと長生きすると思います。
身体に痛みがないといいですね。
マサさんの文章も、短い中にきちっと思いが入っていて、いいですね!
母はお喋りでうるさいけど(苦笑)、どんな状況にも愚痴をいうことはないのです。
父が脳梗塞で要介護状態となったときも、愚痴一つ言わず自分の自由や楽しみはすべて諦めて介護していました。
要するに、「腹をくくる」ってやつでしょうか。自分自身に対しても、腹をくくっているのかもしれませんね。
私はこの境地には、なかなか達しません。
私は、なかなかこの境地に達しません。
いつもお会いしてもそう思いますが、お母様、すてきですね。とても強い方なんでしょう。そして、この投稿をとても喜んでいらっしゃったでしょうね。私も、なかなか「腹をくくる」ってできないと思います。実際にどうなのかは、20年後くらいにわかるのかしらね。
紅蓮さん、ありがとうございます。
昨日はちょっとしたことがあって、母にしては珍しく弱音を吐いていましたね。
「眼は見えなくて、耳も聞こえにくくなって、これで体が思うように動かなくなっても、それでも生きていたいのかねぇ」って。
自問しているような口調だったので、私は何も答えませんでしたが、咄嗟に言葉が出なかったのも事実。頑張れとも言えませんよね。