お墓の問題
2016年 04月 17日
法事や毎年のお施餓鬼の度に浜松に出向いていたが、母も89歳。いつまでお墓参りができるのか、この先お墓を守って行けるのか、秘かに悩んでいた(らしい)
そんな折、母の家の近くに納骨堂が出来た。私の足なら徒歩一分。
「遺骨をこちらに移せないか」と母から相談を受けて、先日見学に行った。
いわゆる、お墓の引っ越しだ。
明るく機能的な室内を、母は気に入ったようだ。なにより、
「ここなら足腰が弱っても、拝みにいける」
菩提寺の住職に母の意向を話したところ、気持ちよく耳を傾けていただいて、話は一歩進んだ。
ただ、菩提寺のお墓には、父だけでなく父の両親(私の祖父母)や、若くして逝った父の妹なども眠っている。
健在の父の弟妹たち(私の叔父や叔母)にも母の思いは一応理解してもらっているが、自分の親が眠るお墓がなくなるのは、叔父や叔母にとってきっと寂しいことだろうと思うと、心ないことをしようとしているようで胸が痛む。
お墓の問題は、むずかしい。
実家のお墓について、私には何の野心もない。ただ、母の気持ちを一番大切にしたいだけ。
去年の7月、お施餓鬼に行ったとき、お墓参りをする母。
by masayama-chan | 2016-04-17 20:59 | Comments(0)