「シャセリオー展」
2017年 03月 29日
今日は、国立西洋美術館で開催中の「シャセリオー展」へ行ってきた。
シャセリオー(1819-1856)は、19世紀フランス・ロマン主義の異才と言うことだが、展覧会に行くまで全く知らなかった。
フランス本国でも回顧展の開催はこれまで2回だけで、彼の作品をまとめて見る機会は少ないという。
評価が遅れてやってきた画家のようだ。
。
春休み中の上野の山の混雑ぶりに比べて、美術館は比較的空いていた。
知名度が、いまひとつだからなのかなぁ。
ゆっくり観られるから、それはそれでいいのだけど。
ベビーカーを押しながら鑑賞している女性がいた。
子供は、まだ半年にも満たないくらいの赤ちゃんだった。
シャセリオーが、好きなのだろうか。
乳児連れの美術鑑賞は、ほのぼのした光景だった。
自画像(国立西洋美術館のHPより)
顔、地味です(^^♪
チラシやチケットに印刷されているこの作品が、やはり一番印象に残った。
カバリュス嬢の肖像(国立西洋美術館のHPより)
シャセリオーは、惜しいことに37歳の若さで亡くなった。
アングル門下の異端児とか鬼才とか紹介されていたが、作品はクセがなく心を揺さぶられるような衝撃はなかった。
断っておくが、私は絵画になんの造詣もありません。
常設展のモネの睡蓮。
常設展には、モネやマネ、ゴーギャン、ゴッホ、ルノワール、マチスやピカソといった巨匠と呼ばれる画家の作品が展示されている。
誰の画か、人目でわかる。好きか嫌いかは別にして、強烈な個性だ。
by masayama-chan | 2017-03-29 23:11 | Comments(2)
私も「シャセリオー展」を見てきましたので、ブログを興味深く読ませていただきました。シャセリオーは、アングルの愛弟子だったこともあり、絵を描く技量が非常に高く、色彩もよく調和していて、たくさんの美しい作品が印象に残りました。特に女性の顔の表現が美しく、肉体の表現も含めて魅力を肌で感ずることができました。
私も自分なりにシャセリオーの作品の魅力を読み解いてみました。またアングルとなぜ決別したのか? 絵画・美術におれるロマン主義とは何なのか?本質的な違いを考察してみました。読んでいただけると嬉しいです。内容に対してご意見・ご感想などコメントをいただけると感謝いたします。
日本では知名度が低いですよね。
私が知らないだけかと思ったけど、周りも「誰?それ?」って感じでした。
美しい画でした。人柄がよかったのかも?しれません。37歳で亡くなったのが惜しまれます。