ゴッホ展
2017年 12月 01日
昨日は、東京都美術館で開催中の「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」を観てきた。
木々が色づいた上野の森。
小雨がちらつく寒い日だった。
東京都美術館。
会場に入ると、自画像が出迎えるかのように展示されていた。
よく見ると、目が充血して?赤い。
展覧会の見どころは2つ。
1.ゴッホのジャポニズム
ゴッホは日本に高い関心を寄せ、浮世絵に影響を受けた。
浮世絵を模写した「花魁」等、日本への憧憬を思わせる作品が展示されている。
2.日本人のゴッホ巡礼
一方、ゴッホの死後、彼に魅せられた日本の芸術家や知識人が、墓のあるオーヴェール・シュル・オワーズを巡礼していた。
その時の芳名録や関連資料が紹介されている。
日本美術がゴッホに与えた影響を検証し、日本とゴッホの結びつきを強調した展覧会だ。
とはいえ、ゴッホの絵はどこまでもゴッホらしいし、芳名録は見たところでたいして面白くもない(笑)
ゴッホは、27歳で画家になると決心した。
37歳で亡くなるまでの10年間で、800点以上の油彩を描いている。
だが生きてる間に売れたのは、たった1枚だったとか(泣)
画家の生活は、弟のテオが仕送りをして支えた。
ゴーギャンとの共同生活が破たんした後、自分の耳を切り取ったのは有名な話。
その後、精神病院へ入院する。
どういうわけか、そのころからゴッホの絵はどんどんよくなり芸術性を増す。
力強いタッチ、明るい光と色。
精神に変調をきたした最晩年に、素晴らしい作品をたくさん残しているのだ。
私の、最も好きな絵。
「ポプラ林の中の二人」
亡くなった年の作品だ。
「ポプラ林の中の二人」を観られただけでも、この展覧会にきたかいがあったと、思えた。
そのくらい素晴らしい絵!
美術展に足を運んだときには、クリアホルダーかマグネットを買うことにしているが、今回はマグネットにした(左下)
冷蔵庫は、私の名画コレクションだ(笑)
by masayama-chan | 2017-12-01 13:40 | Comments(0)