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「友罪」   

1997年に起きた神戸連続児童殺傷事件。

心が震えるような猟奇的な事件の犯人が、14歳の少年だとわかったときの衝撃は今も忘れられない。

事件の加害者・少年Aをモデルした薬丸岳の同名小説を映画化した「友罪」

先日、封切り早々に近くの映画館で観た。


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事件から17年後。

同じ時期に町工場で働き始めた2人の男、益田(生田斗真)と鈴木(瑛太)

益田は、かつて週刊誌の記者をしていた。

鈴木は口数少なく周りの人間とのかかわりを避けているふうだが、寮で寝起きを共にするうちに2人は少しずつ打ち解けていく。

増田は元恋人の雑誌記者に頼まれ17年前の連続児童殺傷事件を調べるうち、驚くべき事実に突き当たる。

当時14歳の少年Aは、鈴木ではないのかと……。


佐藤浩市が、髪の白い初老のタクシー運転手として登場する。

息子が起こした事故(無免許運転?で3人死亡させた)に、ひたすら向き合い続ける男だ。

益田、鈴木の2人とは、何の接点もない。

彼らに共通するのは、贖罪。

実は益田もまた、中学生時代の友人の自死に苦しみ続けていた。

自死を決行させたのは自分の言葉ではなかったか、なぜ救えなかったのかと。


罪を犯した人間は幸せになる資格はないのかと、問われている気がした。

鈴木が叫ぶ。

「生きる価値なんてないんだけど、それでも生きたいと思ってるんだ」

瑛太が上手すぎて、怖かった。


by masayama-chan | 2018-06-05 16:43 | 映画三昧 | Comments(2)

Commented by クレオの母 at 2018-06-06 18:54 x
以前、TV番組で紹介されていた映画です。
興味を抱いていました。
マサさんの文章を、食い入る様に何度も読み返しました。
俳優さん達も魅力的な方々ですものね。
あ~観に行きたいです!
Commented by masayama-chan at 2018-06-06 21:29
クレオの母さんへ(マサ)

重いテーマなので、好き嫌いは分かれるかもしれませんね。
考えさせられる映画でした。

次は、定年後の男性の悲哀?を描いた「終わった人」を観にいこうかなと思っています。夫を誘って。
身につまされそう(苦笑)

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