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その人らしさ尊重するケア「ユマニチュード」   

今日(610日)の毎日新聞に、「その人らしさ尊重するケア」として、「ユマニチュード」が紹介されていた。

娘から「毎日新聞が取材にきた。載るかもよ」と聞いてはいたけれど、ここまで大きく取り上げられるとは思っていなかったので、記事を見てビックリ!

なんと、娘の優しげな(!)写真付き()


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病院の入院患者のうち高齢者が占める割合は大きく、認知症患者の数も増加している。

中には点滴の針を抜く患者もいたりして治療がスムーズに届けられず、苦慮する医療現場の現実がある。

そんな中、ここ最近注目されつつあるのが、フランス生まれの認知症ケア
「ユマニチュード」。
娘は、4年ほど前から熱心に取り組んでいる。

「ユマニチュード」を一言でいえば、「人としての尊厳を守る認知症ケア」だ。

具体的には、「正面から同じ目の高さで見つめて」、「穏やかに語り続けて」、「手のひら全体で優しく触れて」

ケアする人、される人の絆を大切にするコミュニケーション技術である。

介護や医療現場、自宅介護の家族の中には、「そんなこと、今さら教えられなくてもやっている」と言う方も多いかもしれない。

でも、それを技法として体系づけたところに意味がある思う。


かつて認知症患者の対応に苦慮していた娘も、今やユマニチュードのインストラクターとして技術を教える立場。

少しでも多くの人に伝えようと飛び回っている(ようである)


そして、ツイッターにも!

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by masayama-chan | 2018-06-10 16:35 | Comments(8)

Commented by としちゃん at 2018-06-11 07:50 x
実は私が所属ている福祉公社から、今度、ユマニチュードのDVD貸出のお知らせがありました。どこかで聞いた言葉だと思っていたら、マサさんのお嬢さんが取り組んでいるお仕事でしたね。ユマニチュードは頭では分かっていても、実践するのはなかなか大変そうですね。お嬢さんが、そのインストラクターとしてより一層ご生長されますように。
Commented by masayama-chan at 2018-06-11 16:16
としちゃんへ(マサ)

娘はユマニチュードを少しでも拡げたくて、取材には積極的に応じています。
私のブログにも、写真付きで載せていいと言われました。
といっても、読んでくださる方は数えるほどですが(苦笑)

ユマニチュードは、私見ですが認知症に対する理論だと思うんです。
理論に裏付けられた技術(技法)さえ覚えてしまえば(150くらいあるらしい)、わりと誰にでもできるのではないかしら(と簡単にいうけど、自分はどうかなぁ)

としちゃんは、福祉公社で活躍なさっているんですね。ぜひ、試みてくださいね!

Commented by クレオの母 at 2018-06-11 17:45 x
ユマニチュード、知らない言葉でした。
ここ数年の間に、身内を次々と亡くしました。
後悔の無い様接して来たという自己満足のみが残ります。
そして今後は、自分のこれからを考えなくてはと、記事を拝見して気持ちが一歩進みました。
正面から同じ目の高さで見つめていただき、穏やかに語り続けられ、手のひら全体で優しく触れていただける環境で生活する為の準備を今からしなくてはと。
インストラクターとして働いていらっしゃるお嬢様、輝いていて素敵です。
更なるご活躍をお祈り申し上げます。
Commented by masayama-chan at 2018-06-11 20:55
クレオの母さんへ(マサ)

「ユマニチュード」、御存じないですよね。
娘は、もともと病棟看護師でしたが、認知症患者の対応には苦慮していたようです。
どうすれば拘束しないですむか。そこが原点でしょうか。
娘はたまたま担当になっただけで「ユマニチュード」は、勤務する病院全体の取組です。

関連記事がいくつかあります。
もし、ご興味があれば一読くださいませ。

2014年2月6日  「クローズアップ現代」!!
2017年3月19日 「みんなのニュース・ユマニチュード」
2017年4月27日  ハートネットTV
Commented by チヒロ at 2018-06-12 16:25 x
マサさん、お嬢さんの(ユマニチュード)、今度は毎日新聞に大きく紹介されたのですね❗さすが!
お嬢さんのお顔、プロのキリリとした雰囲気プラス優しい笑顔!最高です🙆
Tラくんの誇りのママですね❤️ マサさんもTラ君のお相手をされることで社会貢献もされている訳ですよ❗ それって素敵です🙆
お嬢さんには、ますます活躍して頂きたいですね! 素晴らしいお知らせありがとうございます☺️
Commented by クレオの母 at 2018-06-12 19:39 x
関連記事のご案内をありがとうございます。
2014年には、考案者のイヴ、ジネストさんが、調布の東山病院にいらしていたのですね。当時のインストラクターの林沙美さんが、お嬢様と重なって見えました。
2014年の段階で、フランスでは35年前からということですと、約40年に渡って150の技法が施され続けているのですね。
赤いサロペットに身を包み、穏やかな笑顔で接していらっしゃるイヴ、ジネストさんが印象的です。表情が目に焼き付いています。
最前線でお仕事をされているお嬢様のご苦労も幾ばかりかと思いますが、インストラクターとしてのご活躍、これからも応援させていただき、関連事項を学びたいと思います。

Commented by masayama-chan at 2018-06-12 21:41
チヒロさんへ(マサ)

そうなんですよ。今日もTラは、学校から我が家に帰ってきました。バスで寝てしまったとか。
無為と思える日々も、娘を通して社会参加しているかと思えば、ちょっとは救われる気がします。言うならば、後方支援?(笑)

看護師としての顔は、ほんとに優しげですね。声も癒し系でやさしいんです。
親には、フツーかしら。
妹にとっては、「わがままで、自分勝手な姉」みたい。
昔は、さらに「いじわる」が加わっていました(笑)
Commented by masayama-chan at 2018-06-12 21:52
クレオの母さんへ(マサ)

過去の記事を読んでいただいて、ありがとうございます。
イヴさんは、19歳のころからずっとサロペットを着ているのだそうです。
Tラも会ったことがあるんですよ。2年前くらいかしら。
小さな子は、イヴに会うと一歩ひくことが多いそうだけど、Tラはすぐ打ち解けて仲よくなったとか。
言葉は通じなくても、どこか気のあうところがあるんでしょう。

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