「空母いぶき」
2019年 06月 20日
先週の日曜日、地元の映画館で「空母いぶき」を観た。
予定外だったが、雨でゴルフが中止となった夫が観たいというので、付き合うことにした。
私好みの映画では全くなさそうだったが、西島さんと佐々木蔵之介が出演しているので、観てもいいかなぁと……。
20XX年。近未来の話である。
日本最南端沖で国籍不明の漁船が発砲を開始。領土の一部を占領して、海上保安庁の隊員を拘束する。
未曾有の事態発生の中、政府は航空機搭載型護衛艦「いぶき」を中心に護衛艦群を現場へ派遣。そこで、激しい戦闘が繰り広げられる。
「いぶき」の艦長・秋津に西島秀俊、副長・新波に佐々木蔵之介。
2人は、防衛大学校の同期でありライバルでもある。
秋津は航空自衛隊のパイロット出身。新波は海上自衛隊の生え抜きだ。
互いの主張は異なりときに衝突もするが、国民の命と平和を守ろうとする強い思いは同じはずだ。
海上自衛隊の生え抜きでありながら、航空自衛隊出身の艦長(それも同期!)の下に甘んじなければならない新波の心中を、私は思いやった。
複雑な胸の内はおくびにも出さず、副長の立場を遂行する佐々木蔵之介がカッコよかった。
西島さんは、そこにいるだけでカッコイイ(^^)
国籍不明の漁船の後ろにいるのは某国だと思ったが、そうでもなさそうな結末だった。
はて?
隣国に気を遣うあまり、焦点がぼけてしまった気がしないでもない。
原作は人気コミック。実写ではそこまで描けないという忖度?があったのか、なかったのか。
追)
総理役に佐藤浩市、コンビニの店長に中井貴一。
佐藤浩市の垂水総理は決断力に乏しくチョイ情けない役どころに見えたが、ラストに至っては「この総理でよかったかも……」
国のトップは、熱くなりすぎないことが大事だ。
中井貴一演じるノーテンキなコンビニ店長は、緊迫するシーンの多い中、さしずめ道化役といったところ。
でも、記者役の小倉久寛の方がコンビニ店長っぽくないか?
それにしても、西島秀俊、佐々木蔵之介、佐藤浩市に中井貴一と、なんとも贅沢な映画だったこと(^^)
by masayama-chan | 2019-06-20 18:56 | 映画三昧 | Comments(2)
映画館で、目を麗せ見惚れている自分が想像できます。
御主人様の提案で、思いがけずの映画をご覧になられ、良い時間を過ごされましたね。