着物のはなし
2008年 01月 06日
「私が若いとき着た着物じゃどうかしらねぇ」と、久々にタンスの引き出しを開けてみた。
同世代の人に比べて、私が持っている着物の数は、かなり少ないと思う。
それでも、一度も袖を通してないものが何枚かあった。短くない人生で、着物を着た機会が、いったい何回あったかしら。
一枚一枚手に取りながら、嫁ぐ娘のために揃えてくれた母に、なんだか「ありがとう」を言いたくなった。
いまさらながらだけど、お母さん、ありがとね。
ところでだけど、「振る、振られる」の言葉は、振袖に由来すると、知ってた?昔は、男性の求愛に女性が直接答えるのは、はしたないと言われ、振袖の長い袖を振ることで意思表示したんだとか。
ちなみに、左右に振ると「好き」、前後に振ると「嫌い」
結婚すると、留袖を着るでしょ。もう、袖を振っちゃいけません、ということなのよね。
娘にどうかなぁ~。派手?地味?
コートの類は一度も着ていない。
左がみちゆき、右は雨コート
娘の嫁入り衣装として、そのまま持たせようか(そんな局面があればの話だけど)
身長差がかなりあるので、無理か。
by masayama-chan | 2008-01-06 22:02 | Comments(2)