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読売新聞気流「叔母の親代わりだった母」   

実家に、毎年、母の妹(つまり私の叔母)から新茶が送られてくる。今年は、その中に私宛の手紙が同封されていた。
受け取ったのは、「母の日」の、2、3日前だったかなぁ~。

叔母から手紙をもらったことなどなかったのでビックリした。
そして、読み進むうちに涙が次から次へと溢れてきた。
身内のことでなんだけど、とても心を打つ話。
その感動を誰かに伝えたくて、さっそく新聞に投稿したら、掲載されましたよ~♪


     ***今日(5月22日)の読売新聞「気流」欄***

読売新聞気流「叔母の親代わりだった母」_a0108328_18364019.jpg


 投稿は、手紙の内容のごくごく一部で、便箋2枚の中には他にも胸が熱くなる話がいっぱいあった。
「姉が帯芯で作ってくれた手提げかばん」にも、泣けた。ぶどうのアップリケがしてあって、友達の羨望の的だったとか。終戦直後の物のない時代だったからね。

 母は、叔母が5年生のとき結婚した。「寂しくて悲しくて、ふとんをかぶって泣きました。でも、姉の前では気を張ってがまんしたのです」

 母は幼い妹を残して嫁ぐのは心残りだったみたいよ。妹は妹で、姉の幸せを思って我慢したのね。なんか、小津安二郎の映画みたいだなぁ~。また、涙。
 

by masayama-chan | 2008-05-22 18:42 | Comments(8)

Commented by としちゃん at 2008-05-22 18:52 x
そうか、12歳年が離れていると、お姉さんというよりも、お母さんだったのね。セーラー服も作ってあげたなんて、すごいわ。
親の人生って知っているようであまり知らないことが多いけれど、それが分かっただけでもマサさんは幸せだったのかもよ。

それにしても、また投稿が載っちゃうなんて、ホントにスゴイ。
やはり「投書の達人」です。
Commented by としちゃんへ(マサ) at 2008-05-22 19:08 x
手紙は、何度読み直しても泣けちゃうの。親が亡くなって、上の子が弟や妹の面倒をみた、っていう話はたまに聞くけど、母がこんなに愛情深く妹の世話をしたなんて。

上の娘に、「こういうこと、妹にしてあげられる?」って聞こうとして、ヤメた。私、娘たちに、一枚も服を縫ってあげたことないもの。ヤブヘビ、ヤブヘビ。

投稿は久々です。「何でも書かれちゃうから油断できない」と、家人は申しております(笑)
Commented by 紅蓮 at 2008-05-23 10:13 x
気流掲載おめでとう♪
すごいいいお話しね。お母様はすごい人だわ。めんどうみがよいのはもちろんわかっていたけど、かなりご自分の生活も犠牲にされて、妹さんのめんどうをみられたのでしょうね。すばらしい。
Commented by ふみ at 2008-05-23 11:07 x
新聞読んでいて、すぐに気がつきました! あっ、マサちゃんの載ってるって。
エピソードもすごく胸を打ちますし、文も相変わらずうまいなぁ、とまたまた感心させられまた。 掲載されるはずです。 ほんとうの達人ですね。
Commented by さと at 2008-05-23 18:57 x
いいお話にジーン・・・ときました。
私はその叔母様がマサさんに書かれた手紙に感動しました。特に最後の優しい母上様は私にも優しい姉上様でした。この言葉は中々出てきませんよね。
お母様も叔母様も心優しい素敵な方だったのでしょうね。文面から映像のように想像できる文章の巧みさもさすがマサさんですね。
ありがとう、感動しました。
Commented by 紅蓮さんへ(マサ) at 2008-05-23 22:17 x
実はね、母にはこの叔母以外に3人弟がいたの。弟たち(私には叔父さん)にとっても、母親代わりだったでしょうね。楽しい話しか私は聞いたことがないけど、苦労も多かったことでしょう。
こうして文章に書くと聖母みたいだけど、私にはけっこうきついことも言うのよ(笑)
Commented by ふみさんへ(マサ) at 2008-05-23 22:23 x
すぐに気づいてくれて、ありがとう♪
書きたいことはいっぱいあるのに、字数が限られていて、難しかったわ。母とか姉とか、ゴチャゴチャして、わかりにくいでしょ。
久々の投稿です。教室が月に2回あるので、宿題に追われているの(苦笑)
Commented by さとさんへ(マサ) at 2008-05-23 22:31 x
昔は、このような話、そう珍しくもなかったのでは。兄弟が多いから上の子と末っ子は歳がかなり離れているんでしょうし、親の世代は今ほど長寿ではなかったから。
母にはこの叔母以外に弟が3人いるんです。今でもすごく仲のいいきょうだいですよ。叔母の手紙に、「私は親の愛には薄かったものの、素晴らしいきょうだいに恵まれました」と、ありました。
母は気持ちの優しい人だと思いますが、けっこう口は悪いです。私は、きつぃことを、ガツンと言いますよ(苦笑)

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