父のルーツ
2009年 04月 02日
でも銀行の担当者は、「これだけではダメ」、なんて、つれないことを言う。
本籍地から取り寄せた謄本は、母と結婚したとき作ったもので、必要なのは、
「出生から死亡までの連続した戸籍謄本」なのだとか。ひぇぇ~。
で、父のルーツを辿る旅にでた。
これが、出生まで遡った謄本(たぶん)
本籍地は、もはやどこにも存在しないような地名だ。
おまけに手書きのため、ゼンゼン読めない(悲)
父の母親の欄には、14年前に亡くなったおばあちゃんではなく、私の知らない名前がある。
私は、この事実を知っていたけど、もし何も知らなかったとしたら、ショックを受けたかもしれないね。18年間一緒に暮らした祖母が、本当のおばあちゃんではなかったことに。
父の生みの母は、父が幼いとき亡くなった。母によると、父は成長するまで祖母のことを実母だと思っていたらしい。事実を初めて知ったとき、父はどんな思いを抱いたんでしょうね。
祖母は8人いる実子より、長男である父を一番かわいがり、大切にし、頼っていた気がする。
う~ん、戸籍謄本には、ドラマが隠されているなぁ~。
by masayama-chan | 2009-04-02 22:27 | Comments(6)
ほんと、戸籍にはいろんな歴史が隠されているんですよね。
私の父のときは、「14歳からの戸籍」が非常に大切だと言われましたが、どうして14歳かというと、つまりその年齢になると生殖機能が発達して、子供を産めることができるわけで、隠し子などの存在も分かる可能性がある、と言われましたけれど、へーっといった感じでした。
亡くなったのは10年前ですが、やはりルーツを辿りたくて、最近は本籍のあった上野かいわい出向くことが多くなりました。
それにしてもあの手書きの戸籍謄本、見ただけでめまいがしそうになりますよね。
郵送してもらうのに、何千円もかかった覚えがあります。
そして、びっくりしたことは、父には私の知っている兄弟だけじゃなくて、聞いたこともない兄弟がぞくぞくと出てきたのです。父は後妻さんの子どもだったから、先妻の兄弟がたくさんいたわけです。
父は、多分父親の70歳くらいの時の子どもなんですよね。それにも元気な祖父だよね。(苦笑)
相続の手続きはホントに面倒で、母と、「知らん振りして、こっそり下しちゃえばよかったね」と、話しています(ここだけの話)
父の戸籍も??がいっぱい。そもそも、父の兄弟は本家の伯父さんの戸籍に入っていて、従妹とやらががいっぱい登場してくるの。
それにしても、ホントに元気なおじいさま。上原謙みたいだね~(笑)
思えば、両親は兄弟だって戦争で失っているし、ことによると家も失っているし、激動の時代を生きてきたわけですね。私たちなんかがうががい知れない悲しい思いとか、苦しい思いとか、たくさん背負っていきてきたんでしょうね。マサさんの父上もきっとそうでしょう。
あまりそういうことを話さない父でしたが、後で思うともっと、根ほり葉ほり聞いておけばよかったと思います。
大正時代に生まれ、太平洋戦争を経験し、戦後の食糧難を生き抜き、高度成長からバブル崩壊まで、あらゆることを体験しましたよね。
父は私からは楽天的な人間に見えましたが、多分苦労も沢山あったでしょうね。でも、父親って、娘には弱みを見せないのよね。
もっともっと話しかけてあげればよかったと、今は後悔ばかりです。