禅寺丸古木~
2009年 10月 17日
江戸時代、このあたり(武蔵野周辺)の農家で盛んに生産されたらしい。
その古木が、近くのお宅の庭にあると聞いて、散歩がてら見に出かけた(ヒマ人)。
なにしろ現在は、「都指定天然記念物」なのだ。
念のため市の郷土博物館に、「よそのお宅の庭に勝手に入って構わないでしょうか」と聞いたところ、「大丈夫ですよ」との返事。
どんなすごい木かと思ったけど、圧倒されるほどではない。素朴に大きいというか。
長い年を風雨にたえ、健気に生きてきた歴史を感じさせる。
よく見ると、柿が実っていた。
すごいのは、むしろお家のほうかも。
「旧家の庭先にある」と聞いてはいたが、確かに旧家!瓦葺の屋根!だもの。
人里離れた場所じゃないのよ。すぐ前は、車や人の往来が激しい三鷹通り(たぶん)。このお宅の周りだけ、別の空気が流れている。
表札があったし、家の前には傘が置かれていたから、住んでいらっしゃるのでしょう。
私のように見知らぬ人間が敷地内にずかずか入ってくるのだから、天然記念物を守っていくのも楽じゃないでしょうね。
勝手にお庭に入り、見させていただきました。ありがとうございました~♪
by masayama-chan | 2009-10-17 21:39 | Comments(4)
江戸時代から生産されていたんですか。ふーむ。
自分の住んでいるところが、天然記念物になっちゃうと、いろいろ大変なんじゃないかしらね?都から何か補助でもあるのだろうか。
なーんて思ってしまいました。
ウチはなにもないから、気楽だわ~。
今ではほとんど見かけませんね。
私はこの禅寺丸が大好物。
10年前までは近くの農家にいくらでも生っていたのですが
種が多くて実が小さいので売れないとか。
小粒で種がありますが美味しいのよ。
天然記念物では実は頂けないわね。
なるほど、柿生ね。そういえば資料に、「応安3年、川崎市麻生区にある寺の等海上人が発見し、栽培を奨励したのが始まり」、とあります。
天然記念物に指定されるくらいだから、今では数が少ないのかしら。
ここの禅寺丸は、瓦葺屋根のおうちとマッチして、絵になります~。