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禅寺丸古木~   

「禅寺丸」とは、小坊主?!の名前ではなく、甘柿の一種。
江戸時代、このあたり(武蔵野周辺)の農家で盛んに生産されたらしい。

その古木が、近くのお宅の庭にあると聞いて、散歩がてら見に出かけた(ヒマ人)。
なにしろ現在は、「都指定天然記念物」なのだ。
念のため市の郷土博物館に、「よそのお宅の庭に勝手に入って構わないでしょうか」と聞いたところ、「大丈夫ですよ」との返事。

どんなすごい木かと思ったけど、圧倒されるほどではない。素朴に大きいというか。
長い年を風雨にたえ、健気に生きてきた歴史を感じさせる。
よく見ると、柿が実っていた。

すごいのは、むしろお家のほうかも。
「旧家の庭先にある」と聞いてはいたが、確かに旧家!瓦葺の屋根!だもの。
人里離れた場所じゃないのよ。すぐ前は、車や人の往来が激しい三鷹通り(たぶん)。このお宅の周りだけ、別の空気が流れている。

表札があったし、家の前には傘が置かれていたから、住んでいらっしゃるのでしょう。
私のように見知らぬ人間が敷地内にずかずか入ってくるのだから、天然記念物を守っていくのも楽じゃないでしょうね。

勝手にお庭に入り、見させていただきました。ありがとうございました~♪

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by masayama-chan | 2009-10-17 21:39 | Comments(4)

Commented by としちゃん at 2009-10-18 07:00 x
たしかにこのあたり、柿の大きな木をよく見かけますよね。
江戸時代から生産されていたんですか。ふーむ。

自分の住んでいるところが、天然記念物になっちゃうと、いろいろ大変なんじゃないかしらね?都から何か補助でもあるのだろうか。
なーんて思ってしまいました。
Commented by としちゃんへ(マサ) at 2009-10-18 22:07 x
ほんとに、そう思うわ。道路沿いの広い土地だからマンションだって建てられそうだけど、そう簡単にはいかないでしょうし。代々守っていくのも大変よね。
ウチはなにもないから、気楽だわ~。
Commented by 真蘭 at 2009-10-19 13:31 x
禅寺丸、小田急線の柿生が原産地と伺いましたが?

今ではほとんど見かけませんね。
私はこの禅寺丸が大好物。
10年前までは近くの農家にいくらでも生っていたのですが
種が多くて実が小さいので売れないとか。
小粒で種がありますが美味しいのよ。

天然記念物では実は頂けないわね。
Commented by 真蘭さんへ(マサ) at 2009-10-19 22:18 x
さすが、真蘭さん。禅寺丸をご存知なのね。私は、初めて知りました。
なるほど、柿生ね。そういえば資料に、「応安3年、川崎市麻生区にある寺の等海上人が発見し、栽培を奨励したのが始まり」、とあります。
天然記念物に指定されるくらいだから、今では数が少ないのかしら。
ここの禅寺丸は、瓦葺屋根のおうちとマッチして、絵になります~。

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