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2011年 05月 30日 ( 1 )   

特別展・写楽   

少し前、雑誌で写楽の特集を読んでから、にわかに「写楽」のことが気になり始めた。
写楽の作品はよく目にするが、その人となりは何も知らない。
謎の絵師と呼ばれる写楽のことを、知りたくなった。

ということで、先週の水曜日、ヨガ教室をサボッて、上野の東京国立博物館で開催中の「特別展・写楽」を観に行った。

ちなみに私が読んだ雑誌は、紅蓮さんからお借りした「東京人」。
紅蓮さんの巻頭エッセイが掲載されている。


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よく晴れた日だった。

駅を降りて会場に向かう道には、木々の緑の匂いと芸術の香りが漂う。
平日にもかかわらず、会場は込み合っていた。





常識かもしれないが、写楽が活躍したのはわずか10ヶ月という。
その10ヶ月の間に146図の版を残して、忽然と消えた。
ほんとにナゾの絵師だ。
今回の写楽展には、その146図のうち142図約170枚の作品が展示されているというから、凄いではないか。

写楽の10ヶ月は、題材となった歌舞伎の上演時期によって4期に分けられている。


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衝撃的なデビューを飾った一期。
「三代目大谷鬼次の江戸兵衛」

一期の役者大首絵は、もっとも写楽らしく魅力的だ。








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二期は大首絵がなく、すべて全身図。

「三代目市川高麗蔵の亀屋忠兵衛と初代中山富三郎の新町のけいせい梅川」
背景が描かれていないのも特徴らしい。








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三期は役者以外も登場。
「大童山文五郎の土俵入り」
7歳にして71.3kgの怪童だ。











     四期.
     背景もきっちり描かれている。
     でも、この袴の模様の適当さはどうだろうね。
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期を追うごとに、写楽の絵は輝きを失い、凡庸になっていく。
10ヶ月で姿を消したのは、賢明だったに違いない。


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海外の評価も高い写楽だが、芸術性といった面ではどうなんだろう?
漫画チックだし、ヘタといえばちょっとヘタ(と雑誌の評にあった)
確かに、この江戸兵衛の手はどうなの?





絵画展へ行くたびに、巨匠といわれる画家の作品は、上手い下手を超えていると、いつも思う。
写楽の絵が、観るものに強烈なインパクトを与えることは事実だ。それも、芸術の持つ側面なんだろう。


PS:
関係ない話だけど、さっき夕飯を食べながらNHKのクローズアップ○代を見ていたら、突然知っている顔が映し出されて、ビックリ!
勤めていた会社の元同僚ではないの。
リスク管理の専門家として、震災時の帰宅における注意点?とかを解説していた。
ビックリするあまり、内容はよく覚えていない(汗)

by masayama-chan | 2011-05-30 22:21 | Comments(4)