2018年 10月 05日 ( 1 )   

「運命は踊る」   

昨日は、新宿武蔵野館で「運命は踊る」を観た。(このところ新宿武蔵野館ばっかりだ)

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テルアビブに暮らすミハエルとダフナ夫妻。

ある日、軍の役人がやってきて、夫妻に息子ヨナタンの戦死を知らせる。

ショックのあまり気を失うダフナ。必死に冷静さを装うミハエル。

感情をかみ殺し耐えるミハエルの姿が、痛々しく切迫感に溢れ息苦しいほど。

だが、しばらくして、戦死は誤報だったと分かる。

安堵するダフナとは対照的に、軍の役人の対応に怒りを爆発させるミハエル。

ヨナタンをすぐに帰還させるよう要求するのだった。


一方、息子ヨナタンが任務につく検問所。

ラクダがのんびりと歩き、戦場とは思えないのどかさだ。

ある日、若者たちが乗った車がやって来る。

いつもと変わらぬ取り調べのはずだった……。


ヨナタンを呼び戻すよう要求したミハエルの行動は、理解できる。

愛する息子を危険な場所にもはや置いておけないと思うのは、一度は戦死を告げられた親にしてみれば当然のことではないだろうか。

でも、それが逆に悲劇を呼んだ。


原題は、「フォックストロット」

ダンスのステップのこと。

「前へ前へ、右へ、ストップ。後ろへ後ろへ、左へ、ストップ」

ダンスのステップを踏めば、必ず元の場所に戻ってくる。

踏み出しても、結局スタート地点に戻ってしまうということか。

逃げても、運命からは逃れられないということか。

不条理劇を観ているよう。重い映画だった。



  新宿武蔵野館

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by masayama-chan | 2018-10-05 15:58 | 映画三昧 | Comments(4)