荻原浩さん   

今月は講演会づいている。

というのも、毎年2月は、生涯学習の一環として市の文化会館でたくさんの講演会が開催される。「樟まつり」という文芸月間である。

(ということを、今回初めて知ったのだが、今年でなんと46回目だそうだ)
                                             
                                        

今週・火曜日は、作家・荻原浩さんの講演を聞いた。
  

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萩原さんは、一昨年、「海の見える理髪店」で第155回直木賞を受賞した。

それまでにも心に残る素敵な作品をいっぱい書かれていて、授賞のニュースに「いまさら?」と思ったほど。
                                             

荻原さんは、想像どおりの方だった。

穏やかで、ちょっと楽しくて、サービス精神旺盛で、周りを和ませる、作風そのままの癒し系。

話もとてもお上手でした~♪
                                           

荻原さんは、小説に「嘘」は書きたくないという。

えッ?小説はフィクションでしょ?

どういうこと?
                                        

例えばだが、「高原を歩いていると、柵の中に牛が何頭かいた。胸いっぱいに息を吸い込むと、夏草の香りがした」

という文章があったとする。
                                        

「これ、嘘だろう」と荻原さんは言う。

まず鼻につくのは、牛のフンの臭いではないかと。

頭の中だけで文章を紡ぐのではなく、五感を働かせることが大事なのだと。
                                                 

登場人物の名前にも、リアルさを求めるため、名前辞典を手元に置いている。
これには大正元年からの名前ランキングが載っている。

昭和の初めに生まれた女性には、意外と「子」のつく名前が多いそうだ。

知らないと、「カヨ」とか「チヨ」とか付けちゃいそうだよね。
                                             

小さなリアルを積み重ねて、大きな虚構を構築する。

小説とは、そういうものなのかなぁ~。

などなど、ここには書ききれないけれど、いい話がいっぱい聞けました~♪

 

質疑応答の時間。

ぶしつけな印税の質問にもフランクに答えてくれる、気取らない方だった。

写真撮影もOKだったしね。
                                                                         

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PS)

昼間、「フィギュア女子シングルフリー」をLIVEでみた。

宮原知子の演技が終わった瞬間、胸がいっぱいになって涙が出た。

なぜかなぁ~。感動かしら?

誰よりも、優雅で繊細で美しかった。

彼女の恥じらうような控え目な佇まいが、とても好き。

私の中では、宮原が金メダル!!


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# by masayama-chan | 2018-02-23 20:07 | Comments(0)

高橋順子さん、「夫・車谷長吉」を語る   

講演会づいているが、先週は詩人・高橋順子氏の講演を聴いた。

タイトルは、「著書を語る 『夫・車谷長吉』」

順子氏は、車谷長吉の妻として過ごした4半世紀を回想した「夫・車谷長吉」を
昨年出版した。


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長吉は、「ちょうきち」ではなく、「ちょうきつ」と読む。

唐代の詩人・李賀(字は長吉)にあこがれていたそうだ。
                                          

車谷長吉は、言わずと知れた直木賞作家である。

氏の作品は読んだことはないが、奇人・変人ぶり(失礼)は知っていた。

20155月に、誤嚥性窒息により69歳で亡くなった。

酒のつまみにと解凍した生イカを、喉に詰まらせたという。

生き方だけでなく、死に方もまた変わっていた。

                                       

順子さんの語る車谷長吉とのエピソードはどれも面白かったが、中でも印象に残ったのは、長吉に「妻はミス東大だった」と書かれた話。

確かに順子さんは東大仏文科を出ているが、「ミス東大」は真っ赤な嘘。

長吉は率直だが嘘つきだった。
                                        
まわりの微妙な反応に、順子さんは大いに困惑する。

これは、長吉の言葉に反論した順子さんへの「仕返し」だったらしい。

その長吉の言葉とは、「お前の顔は人並み以下だ」

反論して当然でしょうよ(>_<)
                                        

順子さんは派手な美人ではないが、静かなたたずまいの内面の美しさを感じさせる方である。

ひょっとして長吉にとっては「ミス東大」だったのかもしれないね(と勝手に推測する)
                                                        

満席の会場は、講演者のゆっくりした静かな口調にも関わらず熱気があった。

私は、変人・奇人・強迫神経症の長吉に4半世紀寄り添った高橋順子さんってどんな人なのか興味があったのだが、会場のほとんどの方は車谷長吉の熱心なファンなのだと、質疑応答に耳を傾けながら思った。

車谷長吉って、こんなにも読者に愛された作家だったのね。
                                          
 

                                 

会場となった市の文化会館の一階では、レゴ展をやっていた。

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どれもレゴで作ったもの。

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# by masayama-chan | 2018-02-20 18:41 | Comments(0)

魅惑の夜(ベリーダンス公演会)   

金曜日(216日)の夜、ベリーダンスの公演会に出かけた。

会場は、中央区銀座にある「銀座ブロッサム中央会館」

ロビー

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ベリーダンスは、妖しく美しく官能的な踊りだ。
何度も公演を鑑賞しているが、そのしなやかなで妖艶な踊りに、いつもドキドキワクワクする。

鮮やかな色彩の大胆な衣装を身に着けたダンサーたちの、眩しく魅惑的なこと。

この日もすっかりハートを奪われた♪♪

とっても素敵な週末でした!


終演後。

右は、私ではなく母です(念のため)

「いい目の保養をさせてもらって、冥途の土産ができた」と言っていた(毎度のセリフだが)

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追)

通路側に座っていた母は、客席に降りてきたエジプト人の男性ダンサーに、手にキスをされた。

それも、女王陛下にするかのごとく、うやうやしく。

なんともビックリですよね!!これも冥途の土産になったかしら(笑)


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# by masayama-chan | 2018-02-18 16:27 | Comments(2)

リケ老のカリスマ・若宮正子さん   

先週、近所の大学で「若宮正子さん」の講演を聞く機会があった

                                        

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寒い中をのこのこ出かけたのは、若宮正子さんのお名前を新聞等で何度か目にしたことがあり、どんな方なのか、興味を持ったからだ。

若宮さんは、リケ老(理系老人)のカリスマと呼ばれる82歳の現役プログラマー。

81歳のときにiPhoneのゲームアプリ「hinadan」を開発した。

それだけでも大したものだが、昨年Apple社主催の開発者イベントWWDCに「サプライズスペシャルゲスト」として招かれたことで話題となった。

Apple社のティム・クックCEOとお話しされたとか。

請われて国連本部で講演する機会もあった。

その活躍ぶりには目を見張るが、見た目も話し方も、私の周りにチョコチョコいそうなフツーのおばあさん、というか、おばちゃん(失礼)

若宮さんは高校卒業後銀行に就職し、定年まで勤めた。

退職金で買ったのがパソコン。

母親の介護で家に閉じこもりがちだったが、インターネットで外と繋がることができた。

そこから若宮さんの可能性が広がった。

高齢でもパソコンを使いこなす人はたくさんいると思う。

ITに詳しく難しいプログラムを組める人だってそれなりにいるだろう。

若宮さんがここまで注目されるのは、高度な知識を身に着けた技術者だったわけじゃなく、どこにでもいそうな高卒の高齢女性だったからではないだろうか。

私たちだって、やればできると励まされるからだ(勘違いかもしれないが)

人生100年と言われる時代、長い老後をいかに生きるか。

若宮さんは、そのローモデルではないだろうか。


              福寿草
               

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# by masayama-chan | 2018-02-13 20:30 | Comments(9)

神代植物公園の梅   

平昌オリンピックのニュースに隠れて影が薄いが、今日は建国記念日。

暖かな日差しの中、神代植物公園へ梅見に出かけた。

大寒波のせいで今年は開花が遅れる予報だが、そろそろ蕾がほころんだかな、と。


ちらほらと咲いてはいたが、見ごろにはまだほど遠かった。


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でも、どの枝も蕾をいっぱいつけて、今にも花開きそうだ。

暖かな日が続けば一気に開花するでしょう。

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ひっそりと、さるすべり。

今はすがすがしいほど見事な裸木で、木の表面をなでると冷たいコンクリートのような感触。

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でも、盛夏には燃えるような花を咲かせる。

自然ってすごいなぁ。

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# by masayama-chan | 2018-02-11 16:02 | Comments(0)

「ルドルフ2世の驚異の世界展」   

火曜日、渋谷の「Bunkamura ザ・ミュージアム」で開催中の
「ルドルフ
2世の驚異の世界展」へ行ってきた。


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神聖ローマ帝国皇帝ルドルフ2世は、希代の収集家だった。

16世紀末から17世紀初頭、世界中から芸術家や占星術師、錬金術師などがプラハの宮廷に呼ばれ、様々な品が収集された。

絵画、工芸品、望遠鏡等の天文道具、イッカクの牙や鉱物。

占星術や錬金術に関する貴重な資料もある。

さらに、生きた動物を集め動物園も作った(驚)

芸術品、動物、植物、鉱物、あらゆるものに関心を示し収集した。
まさに究極のコレクターだ。



寵愛したアルチンボルトの作品

「ウェルトゥムヌスとしての皇帝ルドルフ2世像」


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ちなみに、ウェルトゥムヌスとはローマ神話に登場する果物の神。

皇帝はこの絵をたいそう気に入ったということだが、自分が果物や野菜でコミカルに(?)描かれて嬉しいのだろうか。


実際のルドルフ2世。

特徴的な顎(長くて突き出ている)は、ハプスブルク家の印(?遺伝)みたい。

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ルドルフ2世が神聖ローマ帝国の皇帝として君臨した時代は、領土拡大が盛んだった。が、彼は政治には興味がなかったらしい。

生涯独身を貫き、孤高に生きた。

驚異のコレクションは、飢餓感の裏返しのようにも見える。
集めても集めても心は満たされなかったのかもしれないね(私感です)


会場の一角

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# by masayama-chan | 2018-02-08 19:55 | Comments(0)

長谷川櫂氏   

先週の木曜日、市の文化会館で、俳人・長谷川櫂氏の講演を聞いた。

私は俳句には詳しくないが、お名前はよく知っている。

氏は読売新聞朝刊に「四季」という小さなコーナーを持っていて、そこに有名無名の短歌や俳句などを載せている。


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長谷川氏の解説は短いながらも分かりやすく面白く、どんな方なのかなぁ~と思っていた。

想像以上に、ステキな方でした!


講演のタイトルは、「新しい一茶」

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主題は、「日本の近代は明治ではなく江戸時代半ばにはじまる」

「そして一茶は最初の近代俳人だった」

明治における西洋化が近代化ではなく、江戸中期の大衆化が近代化、という解釈だ。

一茶について我々が抱くイメージは、「子供向けの俳句」「ひねくれもの」

だが、別の見方をすれば、「子供向け」は「日常的でわかりやすい」

「ひねくれもの」は、古典を題材とする芭蕉、蕪村に比べ「心理描写ができている」

「日常的」、「心理描写」、これこそが近代文学(=大衆化)であり、まさに一茶は近代俳人であったと。

「へぇ~」ですよね。


昼下がり、部屋は暖かく、自説を熱く語る氏を前に睡魔が私を度々襲う。

一番前の席だったというのに(汗)

でも、楽しく貴重な話が聞けて、大満足の講演会だった。


長谷川氏は、痩身でファッショナブルだった。

細身の黒いジャケットに、黒のセーター、膝が擦り切れた黒いパンツ。

昭和29年生まれだから60代だが、キビキビと精悍な感じで実に若々しかった。


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# by masayama-chan | 2018-02-05 14:39 | Comments(0)

節分   

今日は節分。

朝からバタバタと恐ろしい!オニがやってきた。


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「オニは外!!」と言いたいところだが、そうもいかない(苦笑)
                                          

朝から夜まで騒ぎまくって、今やっと寝た。

なにかと忙しい一日だった。

<追記>
今日(2月4日)は、朝から道の掃き掃除。
家の前の道路に豆がいっぱい散らばっていた。
ヤツの仕業だ。

立春の今日は、陽射しが温かい。
明日から当分寒い日が続くというが、日は確実に長くなっていく。



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# by masayama-chan | 2018-02-03 21:46 | Comments(6)

「嘘を愛する女」   

5年も一緒に暮らし、一番大切に思っていた人のすべてが嘘だった。

それを知ったときの衝撃は、どれほどのものだろう。

私は男性に騙されたことがないので(?たぶん)、想像もできません。


おととい、シアタス調布で観た「嘘を愛する女」は、正体不明の男を愛した女の話だ。

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大手食品メーカーに勤める川原由加利(長澤まさみ)は、「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」に選ばれるほどのバリバリのキャリアウーマン。

5年前、東北大震災がきっかけで知り合った研究医・小出桔平(高橋一生)と同居し、公私ともに充実した日々を送っていた。

そんなある日、由加利の母親が上京。

桔平を紹介しようと食事の場をセッティングする。

だが、約束の時間を過ぎても桔平は一向に現れない。

その夜、由加利のもとに刑事が訪ねてくる。

桔平は、くも膜下出血で倒れ、病院に運ばれたのだった。

桔平の持っていた運転免許証や医師免許証はすべて偽造されたもの。名前も職業も、すべて嘘だった!!

いったい彼は誰?

私なら、「騙された~」と混乱し、憤り、傷つき、絶望し、やがて諦めると思う。

でも由加利は、桔平が誰なのかを知りたくて、私立探偵・海原匠(吉田鋼太郎)を雇い、調査に乗り出す。

桔平(偽名だが)の正体を追う過程に、サスペンスの要素がある。純愛の趣もある。

桔平の意識は戻るのか。2人に希望はあるのか。
ハッピーエンドとはいかないまでも、後味は悪くなかった。



座席数62の、シアタス調布では一番小さなスクリーンで観た。

観客は、10数人。ほとんど、ひとりおばさん。

映画を楽しむには、最高の環境ですね(笑)


      ロビー。

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# by masayama-chan | 2018-02-01 18:09 | 映画三昧 | Comments(2)

Tラの入院   

東京に大雪が降った月曜日の深夜、Tラが腹痛を訴えた。

2時間ほど様子を見たが、一向に治まる気配がない。

娘は病院へ連れて行こうとしたが、積雪で車が出せない。タクシーも来てくれない。

やむなく救急車を呼んで、救急外来を受診した。

当直の医師は、当初便秘を疑ったらしい。

でも娘は、激しい痛がりように、「虫垂炎か腸ねん転」と思ったという。

検査の結果は、やはり「急性虫垂炎」

手術ではなく、抗生剤投与で炎症を抑える保存療法となった。



水曜日に私がお見舞いに行った時には、痛みも治まり、すっかり元気を取り戻していた。

ベッドの上で、UNOに興じる(時々、ズルをする)

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キッズコーナーを占領し、フィギュアで仮面ライダーごっこ。

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退院は土曜日以降の予定だったが、金曜日に早まった。

元気過ぎて病院側は持て余したのかもしれない(苦笑)

それにしても、どうして虫垂炎などになったのだろう。胃腸が丈夫でお腹を壊したことなどないのに。
前ぶれもなく、突然痛みに襲われた感じだ。

ありふれた病気かもしれないが、油断は大敵。
手遅れで不幸な結果になったケースを娘は知っているという。

どんな病気にも言えるが、特に急性の場合は一刻も早い対応が必要でしょう。


ところで本人は、「オレ、3回入院した」と得意がっている。

そういえば、1歳を過ぎたころRSウィルス感染症で大学病院へ入院した。

あと1回は?生まれたときですって。

そうそう、早産児のため1か月ほどNICUへ入っていたっけね。

でも、それって自慢すること??


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# by masayama-chan | 2018-01-28 15:48 | Comments(0)